閻魔さまの会話② | たっつのしあわせストマック2

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『‥‥おい。』



なんや。



『‥‥‥おい、お前さん。』



もう、なんやねんな、今ええとこやねん。



『仕事もせんで、また下の世界覗き見して』



覗き見ちゃうわ、
しかし、まだおんねんなぁ、公園でイタすアベック‥‥
いやいや、コレは下界のチェックやがな、
チ・ェ・ッ・ク☆



『まあ別にいいが‥‥。
今度は何を見とるんだ?』



せやから、公園でイタすアベックを‥‥
ちゃうちゃう、さっきからな、男がな。
三十代くらいかな。
一人でふらふらしとんねん。
多分、酔っ払ってんねんけどな、そいつ、ハダカやねん。



『裸?俗に言う、変態か?』



そう思うやろ。そやからな、調べたんや、閻魔帳で。
ひっさしぶりに開いたで、ホンマ。

もうな、開く時、
『パキパキパキ』
言うてたもん。

雨に濡れた教科書みたいにペラペラんなってて、おっかしいの何の‥‥


『‥‥いいから。
で、誰だったんだ?』



ああ、そや、そしたらな、あの
【酢モップ】
の、
【葛餅スメシ】
やってん。



『何、あの、
【歯科医に一つだけの鼻】
を歌う、日本の国民的アイドルグループの
【酢モップ】
の、スメシ君か。』



若干説明っぽいけど、そやな。



『あのスメシ君が、何故そんな事を。』



そこや。ワシもそれが気になってな。
だって変やろ。
あの真面目でいいひとなスメシ君が、ハダカで酔っ払ってるなんて。

そいで調べたんや。
【ASSOH】
使てな。
便利やで~、アレ。



『お前さん、そういう時は使いこなせるんじゃのう。』



そしたらな、やっぱり違てん。
スメシ君、変態的行動による泥酔裸族状態じゃないねん。



『じゃあ何故?』



それは彼が、あまりに
【いいひと】
やからや。



『どういう事だ?』



あの公園な、ホームレスの人が仰山おるんや。

スメシ君、たまたま通り掛かったらホームレスの酒盛りに引き入れられてな。

彼、ホンマいいひとやから、断れんねん。
せやから、勧められるだけ飲んで、挙げ句に服、脱がされてん。

ほんで、みんなに担がれて公園の反対側まで連れて行かれたんや。
で、元の場所に戻ろうとして歩いてた、こういう訳や。



『なるほど‥‥
しかし、スメシ君、警察官に逮捕されとるぞ。』



ええっ!?
あ、ホンマや‥‥

運が悪いのぉ~‥‥
ワシが神様やったら、見逃してあげるのに‥‥。



『閻魔なら何とかしてやれよ』