~前回のあらすじ~
六花亭から僕のもとに送り込まれた第一の使徒
『雪やこんこ』
2体を瞬殺した(された?)僕は、第二の使徒
『霜だたみ』
に挑む。
せめて、たっちゃんらしく。
こちらは、掴めば崩れそうなサクサクのパイでカプチーノクリームをサンドしたもの。
パイの表面には粗めの砂糖がまぶしてある。
この砂糖こそが、第二の使徒
『霜だたみ』
の最大の特徴であり、武器だ。
パクッと食べると、まずパイがサクサクサクッと崩れ、パイから発せられるバターの香りにうっとりする。
すぐさまパイ生地独特の甘味、そしてカプチーノクリームのまったりとした甘味とほのかな苦み、香りが、まるで北海道の大地の様に広がる。
そして何より、表面の粗い砂糖によってもたらされる、噛む度にジャキジャキと心地良く響くその音と食感は、名前の由来である
【霜の降りた地面を踏み締めた時の感触】
そのものだ。
第一の使徒
『雪やこんこ』
よりも、やや甘めとなっていて、
(あぁ、お菓子を食べているんだ)
という気持ちにさせられる。
ジャキジャキと食べていると、思わず小学校の頃の冬の朝を回想させられる。
そういえばあの頃、友達と競い合う様にして霜や水溜まりの氷を踏んだなあ‥‥。
懐かしいな、あの頃‥‥。
あの時の友達、今どうしてるのかな‥‥‥。
みんな元気にしてるのかな‥‥‥。
それにしても、これ、おいしいな‥‥。
と、軽くタイムスリップ&トリップ状態から我に戻ると、そこかしこにパイと砂糖の破片が無数に散らばっていて、今の無残な現実に直面させられた。
第二の使徒も、恐るべし。
ちなみに、この
『お取り寄せセット』
の缶には、例の
『バターサンド』
と、
『ストロベリーチョコ』
という物も入っており、これはフリーズドライの苺をホワイトチョコでコーティングしたものだった。
当然、そのどちらも活動限界内に、しあわせに変換されました紇
六花亭からの使徒は、しあわせの使者だったのでした紇紇