これは当てはまらないお子さんも多いと思いますが、うちの息子はすごかったです。

私には親から受け継いだ変な教育方針があり、「うちはビンボー」「無駄遣いはいけないこと」と言って、お小遣いは常に少なめにしてました。
今思えば、変なの、なんですけど。

その反動か、小学校の高学年くらいから息子の金遣いが荒くなり、ちょいちょい私の財布からお金をくすねるようになりました。

その度に私は大きなショックを受けて、厳しく叱ってたのですがエスカレートするばかり。
これには本当に頭を悩ませました。


不登校になってからしばらくは物欲も枯渇してましたが、その後元気を回復するとともに物欲が復活。

去年のお年玉数万円は、数日でゲーム課金に消えました。

お金をくすねることはなかったけど、あれも欲しい、これも欲しいと物欲の塊になってました(笑)

欲しいものは、もちろんゲームまたはネット関連。
私も夫も買いたくないので、聞こえないふり〜(笑)

お誕生日やクリスマスプレゼントは、何が欲しいか本人に尋ねることもせず、ゲーム以外のものを勝手に選んでプレゼントしてました。


その後、カウンセラーさんの助言を得て、「何でも買ってあげる」作戦(?)に方針転換してからは、Wii U、パソコン、お家生活を快適にするための新しい机と椅子、などなど、息子が欲しがるものを色々買い与えました。

もっとも、息子もなるべく自分のお年玉やお小遣いでやり繰りしようとしたり、パソコンは自分で組み立てたり、パーツをフリマアプリで売り買いしてパソコンを改造したりして、何でもかんでも買ってくれと言うことはありませんでした。

中学生がネットで売り買いって、、、と言う気持ちも多少ありましたが、売買のしくみを学んで、あれはあれで良い経験だったと思います。

何より、欲しいものを買ってあげた時に、息子が喜んで何度も「ありがとう!」って言ってくれるのが嬉しくて。

こっちが気持ち良く買ってあげるようになったら、息子の物欲はいつの間にかおさまっていました。


不登校中の子どもにゲームを買って欲しいなんて言われると、つい「学校も行ってないのにゲームって何?」って気持ちになりますが、そこはぐっと抑えて、どうせ買うなら気持ち良く買ってあげたいですね。

もちろん家計が許す範囲内で。


物欲に限らず、「好きにさせる」方針にして気づいたことですが、子どもってある程度のところまで振れると後は自分で修正する力を持っていると思います。

言いたいことをぐぐっと我慢して黙って見ていたら、自ら反省の弁を述べたり、少し行動が変わって、おぉって驚くことがけっこうありました。


子どもは多分、自分で育つ力を持っているんですね。

思春期の子育ては、その芽を摘まないように、子どもが求めた時だけサポートする、それだけで十分なのかなぁと、最近感じています。




最後まで読んでいただき、ありがとうございますドキドキ