分かりやすくそう、簡単に。
君も僕も分かるくらい、簡単に。
伝えてみよう。
"好きなんだよ。"
影を重ねたあの場所のことや、
同じ時を歩き繋いできたことや。
そんな時を全部かえて。
歌えるように、届くように。
君を迎えに行けたらなあ・・・。
僕には分かるんだ。
君のいる場所が。
まるで見えてるかのように、
隣にいるように。
だから辛いんだ。
分かっているから。
どうしてもいけないんだ。
「まだまだ頑張れっ!」ってそこから君は笑うから。
君にご飯を作って。
君に好きなものを出して。
でも減らない、それにも慣れたよ。
「今度うまく作ったら・・・。」
そんな訳無いのに頑張ってみる。
君には見えて僕には見えない。
酔っ払った勢いで「ずるい。」と呟く。
どうかな。
僕はちょっと変わったのかな?
「だらしなくなってきた。」
窓風にのって聞こえた。
相変わらずだな。
"優しく笑う君が、
あの時間が、
空間が。
泣きたくなるくらい1番大事なものだよ。"
なんて言ってた頃は言えなかった。
どうして言えなかったかな。
見上げた先のものより君は・・・
君は・・・
今なら言える。
「虹より君はきれいだ・・・。」