自分の事が大嫌いな人は、世の中に沢山いると思う。
私も嫌いだったから、気持ちがよく分かる。
自分の事を嫌いだと、自分の事を大切に出来ない。
自分そっちのけで、自分の気持ちとは違う事をする。
誰かの為に自分を犠牲にする事
そんな事で自分を保っている人もいるだろう。
しかし、いつかが限界がくる。
心が拒否する様になる。
身体が病気になったりする。
すると、ますます自分の事を嫌いになり、
他人を羨んだりする。
他人のせいにする。
でも、実は、
「自分の事を好きになりたい」
という事を、望んでいない人はいない。
自分の事を実は好きになりたいのだ。
ただ素直になれていないだけ。
「自分の事を好きになるにはどうしたらいいだろう？」
と、考えるのすら恐れている自分がいる。
諦めたら楽だから。
でもね、考えてみて。
今の自分を変えるには、今の自分と同じ行動、考え方をしていては、嫌いな自分のまま。
一歩踏み出さないといけないよ。
好きな自分になる為に、諦めるのはもうやめよう。
自分の好きな事をして、ワクワクする事をやってみよう。
私は病気になった時、一番自分の事が嫌いだった。
自分の犠牲の上で、家族が幸せになればいいと思っていた。
見栄も張っていた。
そんな自分は自分じゃなかった事に気が付いた。
自然体の自分じゃなければ、心が違うと病気で教えてくれた。
だから、「病気」を受け入れた。
「病気」は自分だから、「病気を嫌う」という事は、「自分を嫌う」事になると気が付いたから。
勿論、葛藤があった。
病気が怖かったから…。
進行したらどうしよう…
そんな事ばかりを考える日々だった。
でもいくら考えても答えは出なかった。
その答えは、「死」しかなく、それを受け入れたくなかったから。
誰かを羨んでも、自分の病気が治るわけない。
誰かを憎んでも、誰も助けてはくれない。
自分を嫌いなままの自分でいたら、これまで通り病気が進むのでは…
と、ふとよぎった。
そう思うと、
結局自分が今までの自分と違った行動するしかない…
と、腹をくくった。
どうせ生きるんやったら、楽しく生きたい！
腹をくくると、そんな欲が出て来た。
じゃあ自分を好きになるしかないと思った。
ずっと避けて来た事だった。
でも、好きになったら変わるのじゃないかと思えた。
自分の好きな人は、皆目をキラキラさせていて、
温かく、優しくて、おもしろい方々。
自分を大切にしているから、ニコニコ出来ると思った。
そんな人になるには、自分も変わらなければ、と思った。
どこかの本に、
「その人になりたいのであれば、その人と同じ行動をしてみる事」
と、書いてあった。
今はその人の生活がSNSで見れるから、憧れの人の真似してみた。
聞いた話でも、本にも、
「プラスの事を言う。マイナスワードは自分が一番聞いてるから、絶対に言わない事。」
と、書いてあった。
これは難しかったが、言わなくなると、マイナス思考がなくなり、気持ちが軽くなった。
すると、不思議な事に身体も楽になった。
そして、知人から聞いた、
自分を抱きしめてあげる事
今まで人を抱きしめる事はあっても、
自分を抱きしめる事なんて考えた事もなかった。
なんだか照れながらやってみた。
じーんと胸からこみ上げてくるものがあった。
愛だな…
そう思うと泣けてきた。
愛が足りないばかりに、人に求めてきた私。
愛は、自分から溢れさせるものだとやっと分かった。
自分が好きで、自分を愛で満たす事が出来たら、
心に余裕が出来て、そこに色んな望むものが入って来る。
そして、その望むものをワクワクする気持ちで取り組んでいたら、
動かなかった身体も動くようになった。
自分が好きだって毎日言っていたら、嫌いの要素より自分が今日出来た事に対して褒める様になれたから。
そうして私は自分嫌いから解放された。
病気の事なんて忘れて生活出来る様になった。
自分で足かせをつけていたものが、取れた時だった。
誰かに助けて貰おうと思わない。
自分で向かい合って、自分を助けてあげて。
自分が必要なのは、あなた自身なのだから。
大丈夫、大丈夫。
やってみて、なんとかなるからね！
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
読んで下さった方が、愛に溢れた自分でいられます様願っております。