自分が生きている間は、
子供と離れるなんて考えた事がなかった。
もし離れる事になってしまったら、
もう会えないかもしれない…
そう思った。

実家から義実家はまでは片道二時間以上。
時間をかけていっても、向こうでは私はアウェイである。
今までもそうだった。
そして子供達にも、
「お母さんは死ぬからね。」と平気で言っている。
看護士のお義母さんの発言なのだったら、
更に信じていると思う。
子供達もきっと私へ一緒に居てくれない不満や悲しみから、
私を避ける様になってもおかしくない。
そんな苦しい思いを子供にさせるのは、もうこれ以上は出来ない。

主人も話し合いもせず一方的に決めつけ、
私が何を言おうが聞いてもくれなかった。
いつもそうだった。
こんな関係の空気が流れるのが辛かった。
子供達も悲しそうだった。
それに母にも生きて欲しいと言われている。
私は自分の命を守らなければいけない。。。

意を決して主人にLINEした。


「子供達をお願いします。
そして離婚しましょう。」

「主人はお義母さんが話をしたいから来てくれと言ってるから、
週末に行く。」

と、返信してきた。
しかし、私達の結論も出ないまま、
更に熱がある息子も連れて行こうとした。

「あなたはそれでいいの?
話し合いは、私達の結論があってこそじゃないの?
私達何の話し合いもしていないよ。
それに、熱がある息子まで連れて行く必要はないでしょ?
しんどそうにしているんだから、寝かせてあげてよ。
電話じゃダメなの?なんでそんなに行かないといけないの?」

何度も何度も言ったけど、
子供達を連れてある日曜日に出て行ってしまった。
私を誘う事は一度もなかった。

そんな気持ちの行動を見る度に、
私の中の渇きが増していった。
自分の涙で潤せれば楽なのにな…
そう思いながら、流れる涙を時間に任せた。

夜遅くに帰ってきた主人。
子供を盾にしながら私に告げた。

「やっぱり向こうに住む事にした。
子供達も喜んでる!
だからお母さんはね、実家へ帰って元気になって。
元気になったら迎えに来てあげて。
そして、皆で家を買えばいいよ!」


何時間も泣いていたのに、
まだ涙はとめどなく流れた。
そんなのもう会えないって事じゃない。。。
必死に心を落ち着かせている横で、
主人は子供達に、

「まずは近くのマンション探さないとね!」

と、言った。
浮かれ調子の主人の言葉にひかかった。

「あれ、義実家に一緒に住むんでしょう?
どうして近くにマンションを買うの?」

「だって荷物全部入れておけないから。
それに俺が仕事終わったら、実家から一緒にマンションへ帰るから。」


絶句した。
 

「荷物なんて入らない分全部捨てたらいいだけでしょう?
ちゃんと子供達をお世話してくれるっていうから、
託したのに、それはおかしくない?
夜中に毎日三人でマンションまで移動するなんて危ないでしょう?
真っ暗な所だし、夜に外へ出るなんて子供にとっては怖い事。
子供達も心が休まらないじゃない。
仕事が遅くなったら、子供達も寝てしまうかもしれない。
それでもあなたが仕事終わるまで待たないといけないのでしょう?
大人基準の生活を子供に押し付けるのは、やめて欲しい。
今でも十分傷ついているのに、その生活じゃ子供達不安になると思わないの?」

主人は全く予想してなかった反論に何も言わなかった。
涙が怒りに変わった。

「そんな暮らしを子供達にさせるのなら、
あなたからしたら私の命は短いかもしれないけど、
私が子供達と実家で一緒に暮らす。
私の親も手伝ってくれるって言ってくれてるから。
私と私の母ならいつも一緒に居てくれる。
子供達の心も安定すると思う。

私達話し合ってないのに勝手に決めてきて、
結局子供達の事を考えれる人が一人もいないでしょう?
お義母さんも仕事をやめない、

お義父さんも週末くらいしかいない、義妹も仕事でいない。
誰が子供を守るの?

それに今回義実家へいったのは、

離婚の事について聞きたいからって言われたから

熱を出した息子まで連れて、無理やり行ったのでしょう?
結局その事については話し合ったの?」

「…それについては話していない。」

いつもそうだった。
都合のよくない事は時間が経って私が忘れるのを待っていた。
今回すらなかった事にしようとしていた。

「じゃあ熱の息子を連れて行った意味もないやん。
あなたの行動は誰の事もいつも考えてないよ。
皆あなたの行動に振り回されているの。
気付いて下さい…。」


聞き終わると、主人は子供達とお風呂に入って寝てしまった。
怒り心頭で今まではどこにも言えなかった感情を、
母にLINEをした。


ここまで読んでくれてありがとうございます。
どんどん長くなってきて、ごめんなさい。
共感して下さる方からのメッセージ、応援のメッセージ、
本当に心に染みます。
今でも自分が間違っているかも…と思う不安はぬぐえないです。
でも自分の心に素直に生きる事を決め、
小さな一歩、他の人には見えない一歩かもしれません。
でも踏み出していこうと思っています。
読んで下さった方が、素敵な一日を過ごせる様願っております。