国立がん研究センターでは、
手術や抗がん剤治療をしないならここでは見れないから
と、言われた。
突き放された気がした。

「治る」

と、言ってくれるお医者さんと会いたい。

そう思った私は、癌を治せる医師を探した。
そして、本や動画でお見掛けした先生と会う事が出来た。
先生は、私の話を聞き、

「大丈夫、治るよ!そんなに時間かからないよ。」

と、言ってくれた。
国立がん研究センターでお話した先生との態度や行動の違いに、非常に驚いた。
それと同時に『脳腫瘍』という言葉に押しつぶされていた心に、
やっと温かい血が通った気がした。

先生が提唱する治る方法は、

・にんじんジュースを飲む事
・一日三回お風呂に入る事
・高濃度ビタミンC点滴療法

だった。
その場で身体を温める機械に入りながら、
点滴をして頂いた。
帰宅してワクワクしながらにんじんジュースを絞る機械と
無農薬のにんじんを注文した。

病気が分かって本当はいつ死ぬのかとずっと怯えていたけれど、
たった一言の希望の溢れた言葉に、
私は生きれるんだ!
と、喜び実践した。

食生活も徹底した。
朝はにんじんジュースを飲み、二回の食事。
玄米、酵素玄米、オーガニック野菜、

お味噌、お醤油、お塩、
調味料も厳選した。
梅干し、春ウコン、お水、三年番茶。
毎日身体に入れるものを、
心を込めて大事に育てられた商品を選んだ。
私は倒れた時体温が35℃台だったので、
身体を冷やさない様に注意した。
エコパラダイス製品等も取り入れた。
自分が取り入れたいと思ったものは、
全て取り入れていった。
散歩もして、身体も心も元気を取り戻していった。

美味しい元気いっぱいの食べ物は、
私の身体を元気にしてくれた。
身体が元気になってくると、不思議と心も温かくなってきた。
身体と心が繋がっている事を実感した。
心が元気がない時こそ、
食事で元気を貰うのがとても大事だと思った。

しかし、やはり主人は出張が多い。
またいつお風呂で溺れてしまうかもしれない…
という不安はつきまとった。
自分の身より子供達がとても心配だった。
主人に、恐る恐る関西へ行きたい事を伝えた。

すると、

「え、家も買ったばっかりやし、
やりたい仕事もやっと自分が回せる所まできたのに…」

と、渋った。

…そうだよね、好きな仕事をさせて貰って、
やっとここまでこれたのに、
これからって時に転勤なんてしたくないよね。
自分がやりたい仕事が出来るって幸せな事だし、
頑張って貰おう。
私が治せばいいだけの話だから…。

心の違和感を振り払いながら、そう思った。


いい先生、いい食事に出会えたお陰で、
どんどん元気になっていった。
先生が言う通り治るんだと思うと、
不思議と脳腫瘍という病名にも怯えなくなっていった。

そして、自分の心と向き合おうと思った。
病気になった原因を一つ一つ治す事が、
一番大事だと思った。

始めは幼稚園の役員のせいだと思った。
でも自分を見つめれば見つめる程、
それはただのきっかけであったと思った。

完璧主義をやめ
自分を許す
自分を認める
自分を大事にする

色んな本を読み、沢山気づきを貰った。
そして、本当の自分を包んでいる偽物の自分を剥がしていった。


ここまで読んでくれてありがとうございます。
読んで下さった方が、素敵な一日を過ごせる様願っております。