病気になって、
というより、
病気がわかって、
その事実が自分を苦しめる。
寝ても覚めても…
自分の死がすぐ目前にあるかの様に、
病気が追ってくる。

これからの治療、
苦しみ、
お金、
色んな事が、問題として積み重なってくる。

心も体もボロボロな状態で、
やっとの事、周りに心配をかけない様にと、
心をあげようとする。

周りの人達の態度が非常に難しいと思う。

周りが落ち込む事。
周りが自分の「死」の準備をする事。

そういうのが敏感になっている心には顕著に響くのだ。

私も、主人、義両親から、
義両親の近くへ引っ越さないかと提案された。

私は人に干渉されて生きたくないので、
断った。
しかし、主人は何度も、何度も、

「何かあったら…」

と、繰り返す程に瞳が潤んでくる。
それは私がもう長くないって事?
あなたの目には、私の命の先が見えているの?
と、思ってしまう。

勿論主人や周りのそういう気持ちも分かる。
分かるのだけど、
私まだ生きようとしているのに…
と、必死の思いで立てていた心がぽっきり折れてしまう。

私は弱い。
病気になると、人の心はますます弱くなると思う。
弱り切って、でも子供の手前辛い時も泣かずに過ごしてきた。
なのに、「何かあったら…」と何度も目の前で言われると、
守ってきた心も震え上がってバラバラになってしまう。

私が欲しい言葉は、

「大丈夫だよ、好きに生きよう。
どうしたい?」

たったそれだけ。
病気になると、自分の生き方も制限しないといけないなんて、
そんな気持ちで生きるなんて、私の人生ではない。

人より短いかもしれない命。
病気の自分だから分かった事。
それは、「今は今しかない現実」

それを心から知ってるから、
自分の人生を自分なりに生きたい。
病気だからって、実際出来ない事なんて殆どない。
それだったら、今ある命で、今ある時間を生きたい。
それを理解して欲しい。

ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さった方が、素敵な一日を過ごせる様願っております♡