病気が発覚した時の衝撃は


一生忘れないだろう

私が私でいられない様な

もう死にゆくベルトコンベヤーにでも乗せられた気がした

それでも生きている毎日

毎日を与えられた自分は

これから先の毎日も大切にしよう

そう心に決めた


しかし色んな人が私に自分の意見を投げてきた

私を思って言ってくれた人もいると思うが

自分の微かな希望を込めた心に反する意見は

全て私を苦しめた


怖くて怖くてたまらない私が探した答えは

「治る」

という事だけだった

希望だけだった


私の意見を聞く耳を持たない人の言葉

「治る」答えを持たない人達の言葉は

聞かない様にした

聞こえても心に留めない様にした


何故なら私の話を聞かずに決めつけて話す人は

私の中の「治る」という可能性はないと思っているから

私の命の責任は持ってくれないから


自分が後どれくらい生きれるか分からないのに

人の人生の終わりを宣告する「余命」

この破壊兵器より強い宣告に

ある人は絶望し

ある人は涙しただろう

余命の期日はその人の人生に毎日毎日つきまとう様になる

カレンダーをめくり

自分の命の期限を眺める

そこには希望など見出せるはずがないのだ


思い出して欲しい

お医者様は神様ではないのだ

彼らはあなたの命の期限などわかるはずがない

だから彼らの言葉に傷つかないで欲しい


「余命」を宣告されて

開き直って好きな事だけをした人で治った人の話を

聞いた事がある

自分は、命はそんなにやわではない


あなたの命の期限はあなたが決める