ある日、外出中座っていると、
隣の奥様方の話が耳に入ってきた。

彼女達は、同じ保育園に子供を入れている様で、
先生や子供達の話をずっとしていた。

その中で、気になったものがあった。
自分の子供が他の子より小さいので、
ホルモン注射をして治療をしているというのだ。

保育園の先生は、何年も子供達を見てきて、
その先生が小さいという事に気付いてくれたのだ、
というもの。

「大きくなって小さいままだと、可哀想だからね。」

と、言っていた。

3歳や4歳でホルモン注射をすると考えるだけで、
本当に大丈夫なのか、、、と不安になった。

私は150㎝で、小さい頃から一番先頭だった。
母親が私を乗せて自転車をこいでいた所を見た近所の人が、

「セミがくっついているみたいだった。」

と、言ってきた。
母は、そんなに小さく他の人の目にはうつるのだと、
びっくりし、大笑いをしていたが、
いつも「可愛い、可愛い。」と育ててくれた。

私には兄がいるのだが、188㎝。
一緒に歩いていても、兄弟だと言われた事はない。
私がもし、兄基準で育てられたら、
ホルモン注射されていたのだろうか…と思うと、怖くてたまらない。
私が小さいのは、私の個性として母や周りは受け入れてくれたのだ。

私はいつも、行く先々で「小さい」と言われたが、
大学生になって、より広い世界へいくと、
自分より小さい日本人に何人もあった。
更に私と同じ身長のアメリカ人にも何人もあった。
その時思った。

自分は小さいと言われてきたが、大きくなれば、
自分より小さい人もいるし、アメリカ人でさえ同じ身長の人がいる。
私は私でいいのだ。
小さくてもいいのだ。

私の子供達も標準より小さく、成長曲線の下である。
学校へ行く機会があって小学生を見ると、
私より既に背が大きい子が沢山いて驚く。

平均身長や体重も右肩上がりに上がっているのは、
不思議ではないだろうか。

(引用http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2010/001639.php

こちらは、
1948年からの平均身長の推移を表しているグラフである。
年々身長が伸びているのが分かる。
戦後で栄養が改善したから、という見方をする方が多いが、
私としては、ホルモン剤を使われている食品を食べる様になったからだと思う。
ホルモン剤が使われている食品の代表と言えば、
牛乳や卵。
また遺伝子組換え食品の中に、
ホルモン剤の様に作用する組換えが行なわれているものもある。

最近の子供は、小学校一年生から月経が始まる子もいる様だ。
身体の成熟が早くなっているのだ。
月経というのは、
子供を産める身体にならないと始まってはいけないはずだ。

また体重も年々増加している。
これは西洋食が入ってきて、
更に砂糖が入っているお菓子を沢山食べているからだ。
子供達をみていて、足が浮腫んでいる子が多い事に驚く。

玄米食をしていると、最初は小さいと周りに言われる人もいる。
自分の成長ホルモンで成長しているのだ。
時間もかかるだろう。
しかし、自分の力で大きくなる事は、
とても重要な事だ。
この本を読んで確信した。
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大人になれば、大きい人も小さい人もいる。
大人になってから、

小さいからおかしい

なんていう人は殆どいないだろう。
そんな発言をしたり馬鹿にしたら、
その人がおかしい、と思われるだろう。

小さい頃は、親の言う事を聞く事しか出来ない。
親の基準で測られ、親の機嫌を伺い、

親の意識の下で生きる事を強いられる子供達。

だから親としての責任は大きい。
身体の大きさや行動で、子供を支配下に置かないで欲しい。
常に子供達と一緒に成長し、子供達から学んで欲しいのだ。
私達の基準は既に古く、
これから開けていく未来を生きる子供達の基準には、
もう合わない。

大人になった時に子供達が花開く様、
また私達大人も人間性を高められる様、
色んな事に疑問を持って、解決する事で、
よりよく生きていきたい。

子供を、自分を、周りの個性を、考えを、全てを、
認め合える人でありたい。

ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さった方が素敵な一日を過ごせる様、願っております♡