スーパーでよく安売りされている卵。

あまりの安さに、本当に元は取れているのかな…
と、ちょっと心配になる程だ。

クリスマス前になると、卵の消費量が特に多くなる。
鶏が生む卵の量は、クリスマス前になると増える、
だからパックの卵の賞味期限は全て同じ、
という事は、普通に考えてありえない。

では、どうしてクリスマス前だけ、
沢山お店に並べる事が出来るのだろうか。

これは、
産卵日表示のある卵
産卵日表示のない卵
の違いが重要になってくる。

産卵日が表示されている卵は、
いつ卵が生まれたのかが分かるが、
産卵日表示のない卵は、
いつ卵が生まれたのかが分からない。

日本の法律では、
製造日は最終加工した日
と定義されている。
最終加工した日、つまり信じられない事に、
パック詰めした日も製造日とすることが出来てしまう。
そのため、不誠実なスーパーでは、
パック詰めした日から賞味期限を付けている。

という事は、
いつ生まれたか分からない古い卵でも、
パックに入れれば新しい卵になるという事だ。

クリスマス前に古い卵も沢山集めて置き、
賞味期限を逆算した日にパック詰めされていると、
思われる。

産卵日を記載しているスーパーは、
顧客を大切にしているといえるが、
逆に、産卵日が書かれていない卵を販売しているという事は、
顧客を騙しても平気なスーパーである。

また、卵の殻の色が白いものが安い、
色がついているものが高い、
という認識があるかもしれない。
この色の違いは、鶏の色の違いだそうだ。
価格差は、人の思い込みの差である。

安い卵の鶏達は、狭いケージに入れられ、
運動もさせて貰えない。
畳2畳ほどのスペースに60~80羽を詰め込むのが
ブロイラーの平均的な飼育方法だそうだ。
この超過密環境で感染症などから鶏を守るには、
飼料に抗生物質や合成抗菌剤をえさに混ぜて与えるしかない。

海外から輸入されたポストハーベスト(収穫後に添付された農薬)がたっぷり使われ、抗生物質や合成抗菌剤が入った飼料を食べさせられ、卵を産まされいる。
どんどん卵を産むようにと、
でも病気にならない様にと、
そして安価に抑えられる様にと、
人間の思惑が入った飼料を食べているのだ。

そんな飼料を食べ、
運動もさせて貰えない劣悪な環境で育った卵は、
普通に考えても怖いものになる。
だからこそ、私達が口にする卵は、
その卵を産んでいる鶏がどんなものを食べているのか、
どういう環境で育っているのかを、知らなければいけない。

鶏もやはり人間と同じで、
広いスペースで自由に動き回り、
美味しい飼料を食べた方が生き生き生きるだろう。
「平飼い」と明記されている卵は、ケージに入れられず、
のびのび広い場所で自由に過ごせる環境で育った卵だ。

また、ちゃんとした飼料を食べて、
のびのびと暮らしている母鶏から生まれた卵の色は、
レモンイエロー。
オレンジがかった色をしている卵の方が一般的だが、
それはストレス、また飼料に色素が混ぜられているからだ。

やはりいい環境と飼料で育てられた母鶏から生まれた卵は、
スーパーの卵より高い。
それは、当然の結果であり、
寧ろ
「愛情を込めて下さって、
有難う。あなたの行動を応援します」
という意味で、購入している。
 

購入するという事は、応援であり、投票である。
沢山の人がいいものにお金を払う様になると、
生産者もそちらに目を向ける様になるからだ。

一緒に信念を持った農家さんや養鶏されている方々を、
応援しませんか?


ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さった方が素敵な一日を過ごせる様、願っております♡


☟うちでお取り寄せをしている野菜です。

農薬に頼らず育てられた生命力の高い野菜。

手間暇をかけて育てられているので、味が濃く元気が貰える野菜の命。
そして大切に育てられた母鶏から生まれた卵。
生産者の気持ちも入っています。
私達の身体は食べたもので出来ています。