今回から四回に渡り、
リクエストのあった私の留学記の話を紹介したいと思います。
その話を思い出すきっかけとなった話を、今回は紹介します。
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ある日、娘は遠足へ行き、帰宅した。
私は、遠足は楽しかったか、と聞いた。
すると、

「とっても悲しい事があってん…。」

と、言う。
いつも遠足を楽しみにしており、
遠足の日はニコニコ帰ってくるのに、
予想外の答えにびっくりした。

「他の学校の子も遠足に来ててんけど、
子供達がMs.〇〇(娘の学校に来てくださっている黒人の先生)を見て、
指さしたり、笑ったりしてて…。
それを見たMs.〇〇が、とても悲しそうにしててん…
だから私もとても悲しくなった。」

「それは悲しい出来事やったね。
それであなたはどうしたの?」

「私はね、Ms.〇〇の事が大好きだよ!っていって、
抱きしめてん!
そしたら、ありがとう、って喜んでくれてた。」

あぁ、この子は身体は小さいけれど、心は大人以上に温かく、
愛に溢れている。
その話を聞いて、私もほっこりなった。

娘は今色んな言語に興味があるので、
将来海外へ行きたい、と言っているので、
更に話を進めた。

「すごく愛の溢れた行動やったね。
先生もとっても嬉しかったと思うよ。

でもね、その子供達はね、ただ黒人の人と交わる機会がなかっただけなの。
日本には、殆ど日本人しかいないから、外国人を見るとひいてしまう人が多いのね。
あなたは、とてもいい機会を頂いて外国人の先生とすごしているから、
人種という壁を超えてその人の事を好きでしょう。
でも今まで話した事がない人達からすると、外国人は身体も大きいし、
言語も違うから怖いイメージを持っているんだよ。

だからね、あなたには『その人』を見て欲しいと思う。
国籍だけでなく、同じ日本人でも、地位や名誉、お金持ちとか関係なく、
その人の心を見てね。
それが、人間として一番大事な事。

私達も外国へ行ったら、『外国人』になるんだよ。
出会った人が、もしあなたが初めて出会う日本人だったら、
その人はあなたから『日本』という国を見てしまう。
あなたがいい人であれば、その人は日本を好きになるし、
あなたが嫌われる様な事をすると、その人は日本に対して悪いイメージを持つと思う。

常に人に優しく、愛を持って仲良くなっていってね。」

と、伝えた。
すると、娘は、

「私も外国へ行ったら、『外国人』なんだね!
面白い!!
うん、どこに行っても、皆と仲良くなれる様にするね!」

と、言った。
親子でとてもいい機会を頂いて感謝だなぁと思った。

私も高校の時に行った留学で、人種差別を受けたから、
彼女に今伝える事が出来て、良かったと思った。

続く。


ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さった方が素敵な一日を過ごせる様願っております♡

 

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