還元陶板浴に毎日通っていた頃、娘の同級生のお母さんが癌で亡くなった。


娘は今まで私がしんどそうにしていたら、いつも笑顔で助けてくれるのだが、
この出来事で、

がんは死ぬかもしれない病気なんだ

という事が分かった様。

その方が以前から闘病していたのは知っていたが、
娘は、今までは同級生が病院へ通って大変だ、という認識だけだった。
しかし、実際に亡くなってしまった事を先生から聞き、
動揺、不安いっぱいに帰宅した。

「お母さん、〇〇君のお母さん、亡くなったんやって…。」

とてもびっくりした。
その方の闘病のブログをたまたま見つけて読んでいたので、
まさか…と思った。

「お母さんは大丈夫だよね?
お母さんのがんは大丈夫だよね?」

今にも泣きそうな娘を抱きしめながら言った。

「〇〇君のお母さんが亡くなってしまってびっくりしたね。
それにお母さんと同じ『がん』だったら、不安になるよね。

でもね、がんでなくても、人はいつ死ぬかは分からないんだよ。
だから今日を一生懸命生きるの。
そしてね、ふと気づいた時に思うのが一番だけど、
せめて寝る前に一日を振り返って、
『今日は素敵な一日やった。皆ありがとう。命をありがとう。幸せに過ごせました。』
と、思って大切に時間を過ごすの。
そういう考え方で生きると命が輝くんだよ。
人の寿命は分からないの。
だから尊くて、儚くて、そして美しいものなんだよ。

お母さんのがんは悪者ではないんだよ。
お母さんの細胞が、お母さんの身体や考え方の悪いものを集めてくれたんだよ。
だからお母さんは戦っていない。

がんに対して『色んな事を学ばせてくれて、ありがとう』、という気持ちで毎日過ごしているんだよ。
お陰で倒れてから暫く経ったけど、

元気に、かけっこ競争したり、一緒におでかけしたり出来てるよね。


一緒にいれる時間が、がんになる前より楽しく、大切に過ごせる様になったよね。
家族の絆が深くなって、一緒に過ごせる時間が多くなって、笑顔が多くなったよね。
がんが気付かせてくれた事って、本当に沢山あるの。

だから不安にならないで。
不安は不安しか呼ばないよ。
不安の分、今の時間をもっと大切に過ごそう!」

娘は、涙を流しながら、静かに頷いた。
そして、

「お母さん、色々教えてくれてありがとう。
私、お母さんとの時間をとっても大切にするね!
一緒に楽しく過ごそう。
大好きだよ!」

と、逆に抱きしめてくれた。
そのハグが温かくて、涙が流れた。


ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さった方が素敵な一日を過ごせます様願っております♡


末期がんと診断された著者が、三大治療を受けたが、
身体に合わず、断念。
その後退院し、どうがんと向き合い、

自然治癒していったかが書かれた一冊。
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