付き合ってすぐに彼は火事にあったり、色んな出来事があったが、
私は三年半で卒業し、日本に帰国した。
彼は四年半で卒業した為、暫くは遠距恋愛だった。

私は、遠距離恋愛を味わった。
大学にいた時は、21時以降(だったと思う)は通話料金が無料になるので彼は毎晩電話をかけてきたのだ。
そして、寝るまで、寧ろ電話をしながら寝ていた。

彼にとっては私は初めての彼女だった。
友達から聞くと、付き合う事になった当時は、
学校であってもにやにやしていた様だった。

私にしては、少し重たい人だったので、私には遠距離恋愛が丁度よかった。
携帯が圏外とは、なんと楽なんだろう、と思った。
小さい頃から冷めた私だった。

会社の人に、土日は何をしているの?と聞かれても、
いつも「母親と遊んでいます」と言っていたので、彼氏はいないと思われていた。

私は関西で働いていたが、彼は東京勤務で内定を貰っていた。

私の就職先は、家族経営で会社の役員クラスは全員家族。
そしてとても横暴だった。
その為、心を痛めて会社に出社出来なくなってしまった人をみて、
こんな扱いは人としておかしい、と声をあげた事により、辞める事になってしまった。

就職活動をしていて、彼が東京で働くのだったら、私も東京で職探しをしよう、
と、思った。
彼は喜んでくれるかな、と思ったが、意外にも拒否した。
まだ就職もしていない中、私の人生を背負う想像が出来なかった、と後で言っていたが、
あまりにも私が東京で職探しをする事を拒否するので、
この人は私との未来を描けていないのか、と納得してしまった。

彼は12月に帰国した。
入社の4月までは、実家に住みバイトをしていた。

お互いの雰囲気が重たいまま、(重たいと思っていたのは私だけかもしれませんが…)
私の誕生日になった。
私は、結局関西で転職していた。
仕事帰りに会えないか、と聞いてきた。
このままもやもや付き合うのも嫌なので、会う事に応じた。

すると、ホテルのディナーを予約していてくれた。
通常なら嬉しいと思うが、その時は、この先の未来が見れていないのに、
また東京へ行く事を拒否されてた事で、自分が拒否されている気持ちになっていた。

ディナーを食べながら、私は、

彼が私が東京に行くことを拒否した事
これからの関係をどうするのか

を、聞いた。

もう終わりなら終わりで、さっさと終わらせたいと思っていた。

しかし、彼はいきなり、

「今は入社もしていないけど、内定はある。
春のいない人生は考えられないから、結婚して下さい。」


と、言ってきた。
私は嬉しいなにより、別れ話になると思ったので、突然の求婚に驚愕した。
そして、それまで数ヵ月間の私のモヤモヤはなんだったのだ、と怒りと悲しみの涙が流れてきた。

そこで、空気が読めないホテルの方々が、
ケーキを持って登場し、ハッピバースデー♪と歌ってくれたのだった。

タイミングを逃し、そのまま黙り込んでしまい、返事が出来なかった。


ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さったあなたが素晴らしい一日を送れる様に願っております♡


世界中から愛された江本勝さんの一冊。
「ありがとう」という言葉やプラスの言葉は、美しい結晶になります。
私達の身体の70%は水で出来ています。
プラスの言葉がけで体内の水もきれいな結晶になる、そう教えてくれる本。
楽天

 


Amazon

☝是非レビューを読んでみて下さいね!
表紙の結晶は、いい言葉や音楽を聴かせたものです。