LINEの後の初めてのバザー委員の集まりの日。
正直、行くのが辛かった。
涙を流し切っているはずなのに、弱い私の目からはどんどん涙が流れ、止まらなかったから。
幼稚園で泣いてしまったら、バザー委員の二人だけでなく、幼稚園全体に迷惑をかけてしまう…
と、思っていた。
しかし、逃げる事も出来ないと思い、意を決して重い足を進めた。
教室にはいつもと変わらない、いつも攻撃をしていた彼女がいた。
挨拶を交わし、お互い気まずい雰囲気で、バザー委員の仕事を始めた。
もう一人の方が来た時、その人が言い始めた。
「二人で話し合ったんだけど、やっぱり娘さんの発表会に出席して欲しい。
バザーで出品するおもちゃも例年の半分だし、そんなに人数も必要ないと思う。
何より、娘さんが頑張ってきているのに可哀想だから。
それまで出来る事を頑張って欲しい。」
と。
いつも攻撃してきた彼女は何も言わなかった。
私は、溢れそうな涙をぐっとこらえて、
もう家族と話し合って決めた事だから大丈夫だと伝え、
更に自分の身勝手な行動により、皆さんに不快な思いをさせた事を心から謝った。
しかし、今度はどうしても発表会を優先して欲しい、という意見で押し切られてしまった。
結局娘の発表会に出席できる事になった。
嬉しい、というそんな気持ちすら感じられなくなっていた。
私の半年は一体何だったのか…
幼稚園に腹を立て、いつも攻撃してきた彼女を恨んだ。
私の中で黒い感情がずっと渦巻き、バザーが終わった後も不快な気持ちが抜けなかった。
11月のバザーが終わり、次は年長の親全員で、
子供達の前で出し物をする事になっていた。
親の出番が多すぎる幼稚園だった。
転園する前に調べたが、インターネットには載っておらず入ってから分かった事だった。
もうただ身を任せる事しか出来ない状態だった。
集まりには、いつも遅れていく様になった。
やる気は全くなく、夜になるとほっとした。
朝になれば、時間と予定に急かされ、自分の意志とは関係なく身体が動かされている感じだった。
身体に、足に重たい鉛の足かせがついている様だった。
卒園式では、息子の卒園の喜びも勿論あったが、
やっとこの幼稚園から解放された!
という、気持ちが大きかった。
そして、息子が小学校へ入学した。
そのお祝いに、富士サファリパークへ出かけた。
そこで、私は倒れた。
倒れた時、「これで休める…」と思う位だった。
(気になる方は以前のブログを読んで頂ければと思います。)
脳腫瘍だった。
ここまで読んでくれてありがとう♡
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