このブログは、2018年4月に倒れてからの出来事を、記憶を辿って書いています。

今日は、母の日について、胸を打つ出来事があったので、

書かせて頂きます。



2019年5月12日。

母の日を迎えた。

癌が発覚してから、今年の母の日を迎えられるとは思っていませんでした。

癌が発覚してから、先の予定を立てる時、

「私はこの時まで生きているのだろうか…」

と、思ってしまう事があったからだ。

娘の中で、私の病気は重い存在である事が分かる。

また、娘の中で、

癌=死

という事が結び付いている。

同級生のお母さんが、5月に末期癌で亡くなってしまったからだ。

私の病気が発覚した時、

病気の事は他の人に言わないでね、

とお願いしていたが、

他のお母さん方や、先生にこっそり相談している時もあった。

その事を娘が相談した人から聞いて、びっくりしたのと同時に、

娘の心に私の病気を閉じ込める事で、

彼女の心を出口のない部屋に閉じ込めていたのだと、反省した。

私が倒れてからというもの、学校や習い事で忙しいのに、常に私の行動を見て、

先を読み、手伝ってくれるのである。

本当に私より大人で頭が上がらず、いつも明るくて、私の病気の事を忘れさせてくれる存在である。

そんな娘が、手紙を書いてくれて、お小遣いでこっそり買ってくれたお花と一緒にプレゼントしてくれた。

感動で涙が止まりません。



「お母さん、うんでくれてありがとう。

いつもわたしのせわをしてくれて、ありがとう。

しんどいのに…。

りょうりやせんたく、いろいろありがとう。

バイオリン、習字、学校にいかせてくれて、とてもしあわせだよ。

バイオリンのれんしゅうでおこってごめん。

おとうととけんかばかりして、ごめん。

でもしんぱいしないで。

いまがんばってなおすね。

むりしていろいろやらないでね。

手伝ってほしいときはいつでも言ってね。

わたしが大人になっても元気にいきてね。

わたしのたいせつで、たからもののお母さん。

いつもありがとう。

だいすき。」


生きて欲しい、その気持ちが真摯に伝わる手紙。
まだ9歳なのに、辛い思いをさせてごめん。
私の人生、あなたとの笑顔の為に生きるね。

そして一年前、脳腫瘍が発覚した自分に伝えたい。

「とても元気に楽しく生きてます!」


ここまで読んでくれてありがとう♡


娘の大好きなガーベラの花を送ってくれました。
私の好きな色のピンク、また主人の好きなオレンジを選んでくれていました。 

とってもあったかい気持ちが入った花束でした。
一年に一度でも、「母」という存在に感謝出来る日。
私も母、また主人の母に送りました。


脳腫瘍になって見た実話のDVDです。
自分に置き換えて見たので、涙が止まりませんでした。
脳腫瘍の情報はまだまだ少ないと思います。
体験談として、私の話も誰かの力になります様に願っています。