国立がん研究センターに行ってから数日。
本当に生気が吸い取られた様な状態が続いた。
自分はもう死ぬんだ。。。
それは、いつだろう。。。
そんな鬱々とした気持ちのまま過ごしていた。
自分で手術をしないと決断した事については、全く後悔していないのだが、
国立がん研究センターでの雰囲気に、ただただ飲み込まれていた。
起きていれば涙は流れ、考える事は「癌」についてだけ。
顎の外傷が痛む以外は、元気だったはずなのに、
心の重りは想像以上に重たいものだった。
しかし、さすがに何日もそんな気持ちで過ごしていると、
昔の明るい自分がふと、思い出された。
あれ、私ってこんな暗い人間だったかな。。。
どうしてこんなに重たい気分が続いているんだろう。。。
昔の自分はまさか自分が癌になって、こんな心持ちになっているなんて、
思っていないだろうな…
私は何かが起こるという事は、必ず原因があると考えて生きてきた。
この今までなった事がない気持ちの原因を考え始めました。
認めるのは嫌だったけど、もしかして自分は鬱病なのではないか…
また、今の生活と以前との生活の中で何が違うだろうか…
そう、考えた時、一つ思い当たる事があった。
私は、今まで薬を飲んだ事が殆どなかったので、
毎日飲んでいる薬の副作用を調べる事にした。
読んでいくうちに、ある一文に驚いた。
「…自殺企図に至ることもあります」
私の鬱々した気持ちの原因がはっきり分かった気がした。
抗てんかん剤イーケプラの副作用だったんだ。
分かった瞬間、
やっぱり私のせいではなかったんだ…
ほっと胸を撫で下ろしたと同時に、単純な私は一気に胸が晴れた気持ちになりました。
それと同時に、
薬って恐ろしいな…
と、思いました。
ここまで読んでくれてありがとう♡
鬱かもと思った時に出会った一冊。
自身も鬱病を克服した経験から、「大丈夫だよ、治るよ」とのメッセージが込められた本。
楽天
|