"幸せ"とは状態を表す言葉で、実態がない。
以前、とある個人企業家さんのネット販売のページ作成を手伝っていた時のこと。
もともと、ネット通販のコピーライティングを15年もやっていた私
ある日、新しいセミナー商品のキャッチコピーについて考える機会が到来!
それで、いろいろ調べてみると、「理想の女性になる」の検索ニーズが多いのでそれを提出。
その返信は、「『幸せな女性になる』っていうのはダメ?」って。
ダメなわけがない! むしろ、ビジネスの主役はあなたなので、それがよいと思えばそれにすればよい。とは思った。
ただ、「幸せな女性」についても調べていたので、調べた結果をお伝えした。
実際、検索ニーズは断然低かった。「理想の女性」と比べると10倍? いや、多分もっと。
その時、その数値とともに送った内容。
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「幸せ」という言葉は、状態を表す言葉です。
例えば、「痩せて幸せな女性になる」と「痩せて理想の女性になる」を比べた場合、
「痩せて幸せな女性になる」は、エンドレスになる場合がある。
「痩せて理想の女性になる」は、目標があり、セミナー体験として成功を実感してもらえるのではないかと思って選びました。
なぜなら、「理想の女性になる」の場合、例えば体重48kgを目指す! だったり、あのパンツが履けるようになる! という具体的な目標があるケースが多い。セミナー参加者さんも成功を体験しやすいのではないでしょうか。
しかし、「幸せな女性になる」というのは、具体的な目標がない。
例えば、幸せでよくフォーカスされる事の1つに彼氏を作るがありますが......
痩せて理想の男性をgetする! (=幸せ)であれば、それは痩せても叶わないかもしれない。
なぜなら、男性によっても好みが違うので、スタイルがよいからといって、選ばれるとは限らない。チャンスが広がると考えるのかもしれないですけど、それは彼氏をgetするわけではない。あれ? 何がやりたかったの? あなたの幸せはどこ行った? ってなる可能性もありそうです。
要は、「幸せ」って言葉は、状態を表すから、実態がないんです。
痩せたからといって、幸せになれるわけではない。
幸せは、心の持ちよう。心の状態のこと。太っていても幸せな人は幸せ。
だから、その人が幸せを実感するまでエンドレスになる可能性があると考えます。
要は、考え方を変えれば、幸せは今この瞬間からなれるもの。
幸せを求める人に販売した時には、幸せを感じなかったらコンプレインが出る可能性があります。
商品の特性上、直接クレームを言う人はいないと思いますが、購入者の満足度は低くなると思われます。
なぜなら、その人自身が、自分自身がどういう時に幸せを感じるかを、わかっていないで購入する可能性が予想されるからです。わかっている人ならきっと、「理想の女性になる」がキャッチコピーの商品を選ぶのではないでしょうか。
「理想の女性になる」だと、たどり着く場所が明確なので、万が一コンプレインがあったとしても、その原因追求なども容易になると思います。1つのサービスにもなるのではないでしょうか。
最後に「幸せな女性になる」をキャッチコピーにした場合の利点を1つあげるとすると......
満足するまで何度も購入し続けてくれる人が出るかもしれないですね。
「理想の女性になる」だと、理想の女性になってしまうと成功ではありますが、商品として終了なので。
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と。
あんなにダラダラテレビを見る習慣がついちゃっていたのに、
つまんないつまんない...... と思いながらもテレビを見ていたのに、
今日は、テレビを点けずにずっと読み続けていたよ! 面白い!
よざーさんの本は初めて読んだけど、やっぱ経験の多い人の書く本は違うな。って思った。
また、読み続けて何かインスパイヤされることがあればご連絡します
▼ 読んでるのはコレ!です! 最近出たのね。知らなかった!