【血の繋がったお父さんをあげたい】
【血の繋がったおじいちゃんおばあちゃんをあげたい】
【親族の温かみを知って欲しい】
『蓮が幸せになればそれでいい』
そう思って今まで頑張ってきた。
けど
昨日からずっと精神が平坦。
保育所にベクトルが向かない。
向き合った結果、虚無感だった。
今まで幾度となく
「お母さんは必要ですよ」
そう言われてきた。
けど
このまま私が
夫との関係も義実家との関係も頑張って
蓮はどんどんすくすく大きくなって
やがて
おばあちゃんが大好きになる。
妹ちゃん夫婦も好きになり
蓮は一人っ子でありながら大家族になり
私の知らない家族や親族の温かみを知る。
そして
やがて蓮は
お義母さん達の所に泊まるようになったり
夫と一緒に帰ったりする。
その土産話を
私は毎回聞かされなきゃいけない。
毎回笑顔で
あたかも
【私もあなたと同じようにおばあちゃん達が好きですよ】
って顔で聞かなきゃいけない。
そのうち
蓮もお義母さん教になって
「お母さんはおかしい!」
「おばあちゃん達が正しいよ!」
そうやって
お義母さん達みたいに
私を純粋に批判する日が来るだろう。
そんな未来を想像する度に
〈じゃあ、私の気持ちは?〉
その一言が浮かんでは消える。
「蓮が幸せならそれでいい」
と、友人に言うと
「それは子どもを理由にしてるから違う」
そう言われた。
我が子の幸せの為に
自分の全てを捨てて
自分の心さえも捨てて
20年間
あるいは我が子が死ぬまで
お母さんで居続ける
あるいは
良い妻で居続ける
それって簡単じゃないんだよ。
疎外感や孤独感に潰されながら
ずっと居なきゃいけない。
それって地獄なんだよ。
それが出来るのは
母との関係があったからなんだよ。
それだけ母との関係は辛かったんだよ。
疎外感や孤独感は
自殺に追い込むだけなんだよ。
怒りを産むだけなんだよ。
殺意を産むだけなんだよ。
虚無感を産むだけなんだよ。
だけど
私が味わうことが出来なかったものを
夫の親族達は蓮に提供することが出来る。
私は蓮にその提供が出来ない。
蓮に
人生の財産を
たっぷり持たせてあげることは
私には出来ない。
普通の家族を教えることが出来ない。
普通の親族を教えることも出来ない。
それがどれほど虚しいか…
きっとわかんないんだろうなって思う。
私が知る限りでは
その友人ちも良好みたいだから。
お母さんが必要なら
私じゃなくてもいい。
無償の愛が知りたければ
夫側にいればいい。
〈じゃあ私はなんの為にここにいるのか?〉
わからない。
〈愛情はどこで充電すればいいのか?〉
どこにもない。
どこまでいっても
何年経っても
孤独だなぁって思う。
天涯孤独って
言わなくなっただけマシだわ。
〈全部私のせいなの?〉
そうだよ。
全部自分のせい。
だから、虚しい。
家族を持つって虚しい。
孤独を選んでるんじゃない。
孤独になるんだよ、嫌でも。
どんなに頑張っても
こうやって
不定期に
突然に
虚無感が自分を埋め尽くすんだよ。
『乗っ取られたのかな?』
って思うぐらい
いつもの自分じゃないんだよ。
全然心が動かないんだよ。
殻に閉じこもってるわけじゃないんだよ。
どんなに気分転換を試みて
頑張って気分をあげようとしても
こうなると
しばらく治らないんだよ。
子どもの頃から
家族という名の孤独を知らない人は
大人になっても孤独知らずなんだろうな。
いいなぁ。
だから
自分の気持ちは置いといて
蓮の為に一生懸命頑張るんじゃん。
でも
小さい頃からずっと頑張ってきて
小さい頃から人の顔色を伺ってきて
小さい頃から人の気持ちを読んできて
〈このままでいいのか?〉
って、悩む。
〈お前の人生はそれでいいのか?これじゃあ実家と変わらないじゃん〉
って…
ワガママかなぁ…。
でもさ
他の子達はワガママや甘えを許されてるんだよ?
なのに
私はダメで批判されるの?
おかしくない?
いつになったら私の愛情は認められるのか。。。
いつになったら私を1番に愛してくれる人に出会えるのかなぁ…。
虚しい…
全部自分のせいにしたら私だってやってけないよ…
人を愛してばかりじゃつらいよ…
私だって愛されたい。
でも
私が欲しい愛は産まれた時から与えられない。
それでも
頑張るんじゃんね。
生きてることを選ぶということは
死ぬまで
頑張るしかないから。
だからせめてパニックだけでも治って~。
そしたら
年パス買って
ディズニー行きまくるから!!