侘び寂びは。

 

ダイヤモンドのようにキラキラしていなくても、地味ーーにすごく美しいと思いませんか?日本文化は、こんなに美しいのです、というのを多くの人に知ってもらいたい。

こんなことを、最近思うようになりました。

 

茶道人口は近年、減少の一途をたどり、表千家の会員数も、ここ10年でビックリするほど減っています。

 

私はこんなに素晴らしく、楽しく、為になるお茶が、どうしてやる人が少ないのか、不思議で仕方ありません。

 

日本の文化なのに。

 

どうして自国の文化が「敷居が高い」と言われるのか、考えてみるとおかしいですよね。

 

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だって、自分の生まれた国、自分の衣食住がある国の文化です。

 

 

 

「お茶をやっている」と話すと「優雅ね」と言われることもあります。そんな時、私は声を大にして言いたい。

 

 

さにあらず!(笑)

 

 

ホント地道なんです。

茶家というのは、毎日毎日同じことを繰り返し稽古します。お盆も年末年始も、もちろんゴールデンウイークもありません。何百年と同じことが続いているということは、「灯を絶やさない」努力をし続けているということ。想像もつかないくらい、厳しく地味な世界です。

 

私たちが楽しく稽古ができているのは、そのおかげなのです。

 

 

私はお茶が「きれいだな」と思うことは毎回ですが、「優雅だな」と思ったことは、一度もありません。点前は修行みたいだし、背筋を伸ばしてずっと正座しています。

お茶は一生が稽古。

 

それでも!

 

お茶は楽しいし、素晴らしいし、美しい。

 

ぜひ一度、実際に茶室でそれを確かめてほしいです。

 

侘び寂びの「美」を

 

 

 

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今日はこのへんで。

また~♪