こんばんは。今回は前回の続き池井戸潤さんの「俺たちの箱根駅伝下」の感想です。

 

 上巻を読まれた方は、おそらくまったなく下巻を読みたくなる物語です!本当にドラマティックです。下巻は、箱根駅伝本選10区間の走りが中心の物語です。

 

 いつもテレビで見ていますが、ひとりひとりのランナーもまた箱根駅伝の放映するテレビ局側の大変さもひしひしと伝わります。箱根駅伝の番組一つに約1000人ものスタッフの協力があってなりたっているということにも驚きました。

 

 そして、選手の順位入れ替わりの部分は必ずテレビで放映できるようにいつCMを流すかもとても重要なこともこの物語を読んでとてもよくわかりました。

 

 1区から10区の21大学の選手たち。その中に学生連合チームもいます。彼らは記録にも残らないといえども、それぞれの思い、仲間たち家族たちの思いを胸に一生懸命走ります。

 

 悪天候に見舞われた箱根の道でアクシデントも起きる中彼らはみな一生懸命に走るのです。学生連合チームはどのような順位になるのか。甲斐監督、また甲斐監督を指名した長年監督を務めてきた諸矢監督の心境。テレビ局の報道のありかた、アナウンサーの選手それぞれの個性を伝える力。