禅に触れる意義を改めて確認

今月、ZEN2.0というイベントに、オンラインで参加しました。

 

Zen2.0 | マインドフルネス | Japan, 神奈川県鎌倉市Zen2.0は、鎌倉を舞台に開催される、禅とマインドフルネスの国際カンファレンス。北鎌倉の鎌倉五山第1位の建長寺において2017年に初開催され、以降年に一度建長寺で開催し、毎年国内外からマインドフルネス界からの素晴らしい豪華ゲストを招いて禅の心、瞑想やマインドフルネスを通じて、心のあり方を学びます。リンクwww.zen20.jp

 

リアルとオンラインのハイブリッド開催でしたが、オンラインでも会場の建長寺の雰囲気を充分に感じることができました。

 

多くの素晴らしい登壇者がいらしたのですが、その中で特に印象に残ったのが、イトーキ会長の山田匡通さん。

 

三菱UFJ銀行の専務、三菱証券の社長を経て、イトーキに。


三菱UFJ銀行は、私が昔勤務していた東京銀行と三菱銀行が1991年に合併したのが最初でしたので、その瞬間に何か親近感を覚えました。山田さんは三菱銀行に入行された方で、合併においても責任者だったとのことでした。

 

年齢は80歳を超えていらっしゃるのですが、全くそんなお年には見えません。
Apple Watch、ChatGPTを使いこなしていらっしゃるようでした。

 

山田さんは子供の頃から禅を学び、現在は禅を指導する立場。
ハーバードビジネススクールに留学した際も座禅を毎日組んでいたそうです。
もちろん経営にも禅を活用されています。

 

どのように経営に活かしたのか？

「自」と「他」の障壁をなくし、一体となる。

 

禅語に「一体一如」というものがありますが、このことですね。

「三菱銀行と東京銀行の合併に携わった際、対等合併を主導した」

どう考えても、東京銀行は吸収されてもおかしくない状況でした。
ただ、海外ではBank of Tokyoの知名度は圧倒的に高く、それを考えると、対等合併だと。


その話を聞いて、胸が熱くなりました。
実際はその当時、私はすでに退職していたので合併を経験していません。
しかし、それが従業員にとって物理的にも心理的にも大変だったかを聞いています。
ただ、対等合併ということで、プライドが守られたし、従業員もお互いを合わせようという気持ちが生まれたと考えます。

もしそうでなかったら、全く違う雰囲気となっていたに違いありません。

具体的なお話を聞かせて頂き、仕事、キャリア、人生に、もっと活かして行きたいと思いました。

 

山田さんはこんな本を書かれていて、早速読んでみました。

 

 

 

 

 


禅のこと、日常生活への座禅の取り入れ方、脳科学的観点からの効果、仕事や人生への活かし方など、非常にわかりやすく書かれています。

私も5年ほど前に座禅に出会い、今も日常に取り入れています。

ふと、何かに迷った時、心を落ち着けたい時、走りに出ることもありますが、座禅を組むこともあります。

 

山田さんは、マインドフィットネスという呼び方をされています。

この時代、心がざわつくことも多いです。

禅に触れてみることもおすすめです。

 

 
 
 

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