会社のありかた、仕事の意味を振り返った日

ワークライフコーチの前田典子です。

いろいろなことが　どどどーーーーっ

　と押し寄せてきて、久しぶりのブログ更新です。

今日はサーバントリーダーシップ協会のフォーラムに行ってきました。

サーバントリーダーシップは、この本を読んだりして、

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少しは知っていましたが、具体的なイメージはあまり湧いていませんでした。

今日は実践者のお三方のお話を伺えるとのことで、スケジュール調整して参加したのでした。

お一人目は　日本マイクロソフト社の樋口社長。

こんなにお若い方だったんですね。

主にダイエーを再生なさった時のお話でしたが、カリスマ社長のマネジメントのデメリット面で満たされていた企業で、従業員のことを大切にし、従業員を動かしていく・・・まさにサーバントリーダーシップを発揮されていると感じました。

お友達がこの会社に勤務しているのですが、ちょっとうらやましい～

次が・・・・・

日本でいちばん大切にしたい会社/あさ出版

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の、法政大学の坂本先生。

概念的なお話でしが、これまで調査された7,000社の実例が織り込まれていました。
「従業員を大切にする」という経営者の在り方、まさにそうだと思いました。

そして、ラストがエーザイ(株)の知創部の高山部長。

この方もお若い！と思ったら50代。
樋口社長、高山部長、素敵な50代っていらっしゃるんだなあ・・

・なんてことを思いつつお話を聴き始めたら・・・・ぐいぐい引き込まれました。

最近、製薬業界には利潤追求一辺倒

という情報が多く、正直印象は悪くなりつつあります。

しかし・・・・・エーザイという会社は、１９８８年に企業理念をがらっと変え、顧客を「患者様」に統一。20年かかって「ひとりひとりの患者さんのためにある」という理念を企業にしみこませたそうです。利潤よりもまず「患者様の役に立つ」ことを大切にしている企業。

エーザイ企業理念
http://www.eisai.co.jp/philosophy/mission.html

そのために　野中郁次郎先生のseciモデルを導入。

私もこのモデルは素晴らしい！と以前感銘を受けたのですが、それでイノベーションを成し遂げた企業の具体例を知ることができたのは嬉しい！

知識創造企業/東洋経済新報社: ￥2,100; Amazon.co.jp

美徳の経営/野中郁次郎: ￥1,995; Amazon.co.jp

エーザイは、社員が全員認知症や小児がんの患者さんのケアなどを研修として体験し、患者さんが口に出していない気持ちを共有することを目指しているとのことです。様々なケース、様々な活動が紹介されましたが、ひとつひとつ心を打つものでした。

そして、高山部長の想いがどんどん伝わってきて、「私もこういう企業で働きたかった・・・」って思いました。社員の皆さん、どんな気持ちで日々仕事をなさっているんだろう？

サーバントリーダーシップ云々だけでなく、企業の存在理由、働くことの意味を改めて考える時間となりました。

そして、高山部長が何度も仰っていた「患者様は本当のことを言葉に出さない。本当に望んでいらっしゃることは何なのか」ということ、先日学んだNVCと相通ずるものがありました。これはまた別途書きます。

仕事はあるし、雨は降ってるし・・・・・と、正直キャンセルしようかな？とも思ったのですが、参加してよかったです; 　仕事もプライベートもうまくいく！　DiSCセミナー　６／２２（土）＠池袋　受付中です。
http://kokucheese.com/event/index/89718/