重い障害を持って生まれてきた私の姪
病院の先生からは
「この病気は歩けるようになる可能性が低く
一生車椅子の生活になる」
といわれていました...
退院できたからといって
障害がなくなったわけではなく
この病気とは一生
付き合っていかなければなりません
このことはとても重く
この子の未来を思うと不憫で
私たちもとても辛かったのです
私たち家族はこの子がどうにか
歩けるようになるよう
京都の足腰の神様を祀る護王神社で
必死にお祈りしました
また、氏神様や
いつもお世話になっている神社でも
必ずこの子のことを思い
お祈りするようになっていました
文字通り希望を持って
できることは何でもしたのです
特に母は自分のことより
この孫のことを思い
「できることなら
私が代わってあげたい」
とまで言って思い詰めていたようです
そんな中、突然母がひらいたのです
今になって母はこんなことを言います
「私のお役目もあったんだろうけど
この子のことを必死で祈っている中
神様と繋がり
ひらいたのかもしれないねぇ」
母はきっとそのくらい必死で
祈っていたのでしょう
そして母がひらいてすぐのこと
「この子は歩けるかもしれない...
この子が歩いているのが見える
少し足を引きずりながらだけど
走っているのも見えるよ」
と母は言ったのです
妹夫婦そして私たち家族も
そんな母の言葉を信じ
「少しずつ良くなる」
とこの子のことを祈り続けていました
すると姪がもうすぐ3歳になるころ
突然立って歩きだしたというのです
普通のお子様なら1歳になるころに
歩き出すのだろうと思いますが
この子はこのような障害をもちながら...
車椅子で生活しなければならないと
言われながらも
何とか歩き出したのです
この子は退院後も定期的に通院していますが
生まれた時からずっと診ていただいている
お医者様から
「あの状態で生まれてきた子が
歩くことができたなんて
学会で発表したい」
とまで言われたのです