御神託を受けた清麻呂公は都へ戻り
大神のご神託を天皇に報告しました
野望をくじかれた道鏡は激しく怒り
清麻呂公の足の腱を切った上
大隅国(鹿児島県)への
流罪(るざい)とし
命も狙おうとしたそうです
足の腱を切られ立つことすら
できなくなった清麻呂公ですが
皇室を守った大神に感謝するため
宇佐八幡へ立ち寄ることにしました
そして一行が豊前国(福岡県)に至ると
どこからか三百頭もの
イノシシが現れました
イノシシたちは清麻呂公の
輿(こし=乗り物)の周りを囲み
道鏡の刺客たちから
和気清麻呂公を守りながら
十里(約40キロメートル)の道のりを
案内してくれたのです
清麻呂公が宇佐八幡での参拝を終えると
イノシシたちはどこかへ去っていきました
すると不思議なことに
清麻呂公の足の痛みは治り
再び歩けるようになっていたそうです
それから道鏡は関東へ左遷(させん)され
都へ呼び戻された清麻呂公は
時の天皇の信頼を得て活躍し
晩年まで世のため人のために尽くした
との逸話があるのです
(護王神社Webより抜粋)
このようなお話から護王神社は
足腰の病気やケガにご利益ある
と言われていて、最近では
フィギュアスケートの羽生結弦さんが
足のケガに悩まされていた時
ファンの方がたくさん訪れ
羽生結弦さんの足の回復を願う絵馬で
いっぱいになっていました
規模としてはそんなに大きくない神社ですが
いつもたくさんの観光客が訪れる
人気の神社となっています
そんな護王神社は
随分前から私たち家族が
いつもお世話になっていて
私たちにとっては、実は
とても欠かせない神社の一社なのです...