私は中学生の時以来
久しぶりに通学路にいらっしゃる
お地蔵様にお会いしたので
手を合わせて家に帰りました
そして母に
このお地蔵様の話をしました
すると母は
「お地蔵様ってそんな小さな願いは
叶えて下さるね
ただ世界平和とかは
もちろん無理なんだけど
例えばお金が回らないとか
離婚の危機とか
子供の受験とか
家庭内の願いでも
近所によくおられる
お地蔵様のお力では
そんな大きな願いは荷が重いね
願いによるとは思うけど
その願い自体を叶えるのは
お地蔵様では難しいと思う
でも子供の受験の心配を
祖父母がお地蔵様に願うと
きっと心配して受験当日に
ついてこられて
その子が緊張しないように
して下さったり
家庭内がギスギスしていて
それを願うとその家に来られ
その家庭を優しい空気にして下さったり
そんなサポートをして下さると思うわ
そして不思議だけどお地蔵様って
なぜかお世話してくれる
ご近所の方が必ずいらっしゃる
きっとお世話して下さる
優しい方を呼ばれてる...
引き寄せておられるのよ
あなたのおばあちゃんも
そうだったよね
」
」と母に言われ
そう言えば私の母方の祖母は
とても優しく信仰深い人でした
私たち姉妹は夏休みは毎年
県外の祖母の所で過ごしていました
お盆にはその土地の
お地蔵様のお祭りがありました
そのお祭りは子供たちが町内を回り
お菓子をいただきそのお菓子を
お供えする習わしがありました
お祭りの三日間は子供達が
お地蔵様の前でお守りをするのです
私たちはその町内の子では
ありませんでしたが
祖母がたくさんのお供え物を持って来て
「仲間に入れてね」
とお願いしてくれましたので
毎年夏休みはそのお祭りが楽しみで
待ち遠しく思ったものでした
子供を守ってくださる
優しいお地蔵様と思っていましたので
大人になってもお地蔵様を
見たら手を合わせていました
祖母はお地蔵様のために
毎年赤い布で前掛けを
縫っていたことを思い出し
身近にお地蔵様を感じて
暮らしていたんだなぁ
と思ったことを思い出しました…