それからというもの母は
その仙人のようなおじいさん
の話を私たち家族に
よく話してくれるようになりました
しかし私を含め家族はみんな
母の言うことを
半信半疑で聞いていました
ただ、このせいかはわからないのですが
母は頭が痛いと寝込むこともあり
父や私たち娘は
もしかして少し頭がおかしくなったかもしれない...
と本気で悩んでいました
そんな中、久しぶりに
私の友達のAちゃんが家に訪ねてきました
その時に久しぶりに顔を合わせた母は
Aちゃんしか知らない
ある秘密の話を言い当てたのです
驚いた私は
「何故そんな事分かったの」
と私が聞くと、母は
「だって見えたから…」
と信じられないことを言うのです