今日はAC(アダルトチルドレン)について書いてみたいと思います。

どうぞ最後までお付き合い下さいませ。

 

私も何年か前に自分がAC(以降略)だったとハッと気が付いた一人でもあります。

 

さてACと聞くとどういう風に思いますか?

例えば大人になりきれていない自分とか、機能不全家族で育ったとか。

こう思う方も多いのではないのでしょうか?

 

どんなに物質的に満たされた家庭で育っても親や自分が精いっぱい努力して頑張っても

ほとんどの人がACじゃないかと私は思います。

 

それは何故か?

 

ACと一口に言っても9種類あるのです。

この中にご自身が当てはまる所はありますか?

 

①リトルナース.....キーワード:犠牲・家族を守る・世話をする

                           ↓

                  自分を失っている。長女に多い。

 

 他人に優しく自分に厳しい。   辛くても甘えられない。

 一人で抱えこんでしまう。  大変なパートナーを選ぶ。

 誰かの役に立つことで自分の価値を感じている。

 

②イネイブラー.....キーワード:支え役・親に代わって用事をする。

                           ↓

                   長男・長女に多い。

 

 親のパートナー役を務めている。

 親の為、家庭の為、感情を抑圧して我慢している。

 心から楽しめない。

 責任感があり、周りに頼られる。 人に甘えるのは下手。

 相手を助ける→自分の価値。   世話好き。  自立を妨げる。

 共依存に陥る。

 親に愛されたい・甘えたい・抑え込む。

 言葉に出来ない寂しさを抱えている。

 

③プラケーター.....キーワード:なだめ役・小さいカウンセラー

 

 暗い顔をして ため息をつく親(母親)をなぐさめる役割。

 親の気持ちや何があったかなど聞いてあげる。

 優しく共感的な性格。  末っ子に多い。

 心に寂しさを抱えて生きている。

 大人になっても他人の気持ちを敏感に感じ取り自分らしい行動が出来ない。

 

 ①リトルナース・②イネイブラー・③プラケーター  

 この3つをまとめて ケアテーカーと言うそうだ。

 

④ヒーロー....キーワード:.優秀な子供・エリート

 

 学歴・成果主義→優秀でないと愛されない。

 両親の不仲・重苦しい雰囲気から目をそらす為 勉強に打ち込む。

 成功しても幸せを感じない。

 

⑤スケープ・ゴート.....キーワード:問題児・トラブルメーカー

 

 暴れたり問題行動を起こし、体を張って家庭の問題を外に出す。

 親に【家の問題は全てこの子のせい】という幻想を抱かせ、真の崩壊を防ぐ役割。

 

 本人は無意識。 怪我・病気・精神病・人格障害を背負うことも役割の一環。

 

⑥ピエロ.....キーワード:ひょうきん・ふざけたり・バカな事をする。

 

 無意識に関心を自分に引き寄せ 家族の緊張を和らげる。 

 この反対タイプが逃避。

 

 陽気にする為に楽しく振舞う。 

 内面は繊細・不安・恐れ。 怒りたい時にも怒れない。

 人の顔色を伺うので 本当の自分の感情が分からない。

 問題が起きても真っ白・フリーズする。 目をそらす。

 

⑦ロストワン.....キーワード:おとなしく目立たない子

 

 自分に自信がない。 自己主張をしない。

 手のかからない子。

      ↓

 さみしさが限界になると非行や犯罪に走り関心を引く。

 大人になっても自己主張出来ない。  消極的。

 

⑧ロンリー.....キーワード:引きこもり・遮断

 

 不安や悲しみ。 心がオープンに出来ない。

 自己嫌悪に陥り、深い人間関係が築けない。

 

⑨プリンス・プリンセス.....キーワード:親の言う事に従う。

 

 期待どおりの行動を起こすことで居場所を確保する。

 人形の様に可愛がられて溺愛される。

 意思は無視なので、のびのび過ごせない。 

 母親の価値観が自分の価値感。

 本人は気づいていない。

 周りに流されやすく意思が弱い。

 頼み事を断れない。

 モラハラ・DVを受けやすい。

 

上記の中に何も当てはまらないと言う人は少ない様に思います。

私は前回のブログでも告知の通り、長女でしてケアテーカーに当てはまるのです。

それに気が付いた時は本当に自分でも驚いたのを今でも覚えています。

何故なら私自身は家族の中で誰にも迷惑をかけずに、しっかりとしていると

ずーっと思っていたのです。

 

そんな私の過去を少し覗いてみましょう。

 

4人兄弟の2番目・長女。 亡き父は大変厳しく、キレやすい性格(私が幼少期の時)

母は父からの束縛を受けて外出は買い物のみ。

自営業をしていたこともあり、毎日行けるわけでもなく、いなくなると父が大変だった。

どこに出かけたのか 一人騒いでいた。

買い物や家事は皆で手分けして学校が休みの時は自営業の仕事も手伝っていた。

もちろん私たちにも門限はあった。

今じゃびっくりされるけど、小学生は17時まで。中学生は18時まで。

高校生はバイトしていて20時まで。

父親ルールが半端ない。 束縛がひどい。特に私には。

 

夫婦喧嘩は絶えない。父はカッとなるとちゃぶ台返し、お茶碗、湯呑みを

母の顔面めがけて投げつけるのだ。

父の怒鳴り声。 小さかった私達は耐えるしかなかった。 怖かった。

ある日 子供用の椅子(足部分が鉄かステンレス製のもの)で父は母の頭を殴ってしまった。

脳しんとうを起こした母は気絶をしてしまった。

耐えられなくなった母は子供を置いて家を出てしまった。

私は母がいなくなった日 不安で仕方がなかった。

父親の目を盗んで狭い範囲で母を探し回った。

でも見つからなかった。

 

でも母は私達の為に帰ってきてくれたのです。

 

その時(多分小学生1年生)に私は母を守れる強い人間になろうと決意した。

夫婦喧嘩で母が泣いたら代わりに真っ向から挑む覚悟をした。

その後も小さな体を張っては父の暴力を阻止した。

正直なんの力もなかったが、がむしゃらに母を助けたいといつも思った。

そして私の中で完成したキーワードがお母さんはか弱い。私が助けなきゃでした。

 

父も歳を重ねるにつれだんだんと物は投げなくなり、母もだんだんとコツが分かり

ちゃぶ台返しはいつの間にかなくなった。

夫婦喧嘩から親子喧嘩に変わっていったのだ。

父に真っ向から 歯向かう親不孝な娘としてずっと見られ、束縛をされ続けたのだ。

時間だけの束縛ではない、行動やしぐさまでもが束縛の対象。

 

自分の過ちを認めない上から目線の父・恩着せがましく育ててやっているのだと言う父

本当に受け入れられなかった。(当時の私)

あまりの居心地の悪さに、毎日家を出る事しか考えられなくなった。

18歳まで我慢して私は家を飛び出した。(母には告げている)

 

その後 父はもちろん怒り 私を家族から除外した。

もちろん私も父には屈しなかった。

絶縁状態で構わないとさえ思った。

 

ただ母が心配をして気にかけてくれる。

父の目を盗んでは、こっそり実家に帰って母に少しでも会って近況を話した。

母はアドバイスなんてなかったけれど、いつも黙って話を聞いてくれた。

私の中の「か弱いお母さん ありがとう」が完成した。

 

その後色々あり父も大変容した事(前回のブログに書きました)がきっかけで

私達親子は言葉にならないほどあっという間に沢山の事を体験した。

 

母は一人が楽になったのか 何かあれば私に全てを委ねてきたのだ。

か弱いお母さんが困っている。 何とかしなきゃ。 力にならなきゃ。

私の脳内で号令がかかり 母を守ろうとする力が出てしまうのだ。

どんな些細な事でも母に頼まれたら自分の事より母の事を優先して

直ぐに対応してきたのだ。

 

そして、母は依存心が強い母へと変わってしまったのだ。

 

この続きは

Next Time。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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