博多で火事 | ハッピーライド

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うちから割と近い場所なんですが
夜間支援にいってたのでわかりませんでした。汗

皆様もお気をつけくださいませ。

 11日午前2時20分ごろ、福岡市博多区住吉5丁目の安部整形外科の1階から出火、鉄筋コンクリート地上4階、地下1階建ての建物延べ約666平方メートルが全焼した。市消防局などによると、元院長の安部龍秀さん(80)と妻の百合さん(72)の他、入院患者の男性2人と女性6人の計10人が死亡した。ほかに5人が重傷、2人が軽いけがをしているが、命に別条はないという。

消火中も爆発、叫び声響く

 消防などによると、1階が診察室やリハビリ室で、2階に入院用の男女別の病室と厨房(ちゅうぼう)。3階に安部さん夫妻が住んでいて、4階は看護師の寮だった。地下1階は倉庫や休憩室があった。出火当時、地下1階と地上1階に各1人、2階に11人、3、4階に各2人の計17人がいて、このうち12人が入院患者だった。死亡したのは、全員が70~80代だった。

 見回りをしていた看護師が火事に気づき、外に出て、通りかかったタクシー運転手に通報を頼んだ。消防車など37台が出動、煙が立ちこめる中、消防隊員が建物内から次々と負傷者を抱えて運び出した。その場で負傷者に人工呼吸心臓マッサージを施すなど、明け方まで救出作業が続いた。火は約2時間半後に鎮火した。

 近くに住んでいて、この整形外科に通院していたという男性(68)によると、1階奥の部屋付近が真っ赤に燃えていて、ボーンという爆発音が聞こえた。廊下にはソファがあり、1人歩くのがやっとの広さだったという。

 福岡市地域医療課や博多保健所、安部整形外科のホームページによると、1969年に開院した、医療法上の診療所。整形外科リハビリテーション科がある。病床数は19で入院できる。安部さんと、息子で現院長の2人の医師が診察をしていた。入院患者は高齢者が多かったという。

 11日朝、現場で報道機関の取材に応じた国光哲司事務長は「大変申し訳ありませんでした」と謝罪し「責任者が警察の事情聴取を受けていてこれ以上はわからない。まずは患者の親族への対応に全力を尽くしたい」と言葉少なに語った。

 現場はJR博多駅から南西約1・2キロの住宅密集地。周辺は狭い路地が多く、消防などが現場に近づくのに難航した。

■防火扉、各階開いたまま

 安部整形外科の1~4階にある防火扉が開いたままだったことが、福岡市消防局の調査でわかった。消防局は「初期消火がされず、通報も遅れた。さらに、防火扉が閉まっていなかったため、煙が病室に流れ込み、多くの患者が煙に巻かれた可能性がある」とみている。入院患者の多くが一酸化炭素中毒で搬送された。

 消防局が11日午前に会見して明らかにした。煙が上らないようにする防火扉は1~4階の階段に7枚設けられていたが、いずれも閉まっていなかった。1階の防火扉は火災の感知器が熱を受けて閉まる仕組みだが、消防が火元とみられる1階にあった感知器を確認したところ、作動せずに焼け落ちていた。2階も煙を感知して閉まるはずが開いたまま。3、4階は常に閉まっているべきなのに、消防隊が入った時には開いていたという。別系統の火災報知機は鳴っていたという証言があるが、防火扉は何らかの理由で開きっ放しになっていた。延べ床面積が小さいことなどから、スプリンクラーの設置義務はなかった。

 消防が今年6月に査察した際、設置義務のある消火器や自動火災報知機、誘導灯に問題はなかった。ただ、避難計画を立てたり、誰が誘導するかを決めたりする防火管理者を、院長の母親から院長に交代する予定だったのが、院長は講習を受けて資格は得たものの、変更を届け出ていなかった。

 総務省消防庁は災害対策室を設置。原因調査のため現地に消防研究センターの職員2人を含む職員7人を派遣した。国土交通省も、職員4人を派遣し、防火扉が正しく設置されていたかなど、建築基準法違反の有無を確認する。