昔、修行中にあった話で、プロのカメラマンが来院した時の話です。

『親指が痛いんです。動かすと痛くて・・・』

よーく聞いてみると毎晩のようにファミコンのサッカーゲームをしていたそうでそれから痛いと・・!

開いた口がふさがりませんでした。ボタンの押しすぎ、力の入れすぎが原因でした。

使いすぎからくると言われる腱鞘炎その原因と対処法は?

先日あったお話です。事務の仕事をしている50代の女性でOさん。
2か月前から親指の付け根付近が痛く整形で診てもらったところ『腱鞘炎ですね!』と診断され
時間があるかぎりリハビリに通い、痛みのある部位に冷湿布をはりながら過ごしていたそうです。

1か月、2か月しても痛みも腫れも引かないため同僚の勧めで当院に来院されました。
肩こり、腰痛、不眠等の症状もあったので全身の調節と腱鞘炎の治療を始めました。
全身を指圧して体の歪みや疲労度合、年齢的なホルモンバランスなども考えながらの施術でした。

腱鞘炎に関しても重要なことが分かりました。

痛みのでる1か月前に仕事で悩み、ストレスを抱えその頃から不眠気味だと・・・!
親指は脳と関係が深く、脳の疾患が起こる前兆はほとんど親指から起こることが多いんです。
たとえば手の親指が利かなくなると箸や物を落としやすくなり、
足の親指が利かないと転びやすくなります。

Oさんの腱鞘炎の原因の一つがストレスだったので自律神経調節のハリをして
腱鞘炎の治療はどうやら親指側ではなく小指側のツボの流れが悪くなったのが原因でした。

後日の予約の日に親指の付け根の腫れが引き、動かすのも殆ど痛みが無くなり
仕事の差し支えないぐらいまで回復しました。

何より気になっていた不眠も当日より次の日の晩からよく眠れるようになったと喜んでいました!

このように『たかが腱鞘炎、されど腱鞘炎!』なんです!

人の体は面白く奥が深いです!