昨日のNHKの番組に東レアローズの大山加奈選手が出ていました。
ボクは大山加奈選手のプレイが好きで彼女を見て女子バレーが好きになりました。
その大山加奈選手が現在も腰痛克服のためのトレーニングや不調を訴えている姿を見て
胸が熱くなりました。
そこで大山加奈選手の現在の問題点を治療師として書いてみます。
まず腰痛の原因から
脊椎狭窄症の原因は腰痛を感じ始めた頃、きっと痛みや違和感を抑えるために
消炎鎮痛作用の強い湿布薬や塗り薬、注射等の長期使用が原因では?
血流抑制が起こり筋力が低下、組織の再生も抑制されるのでここで狭窄が起こったと考えられます。
彼女はアタッカーで、体を大きく使ったスパイクが特徴です。
昨日の映像でわかった事は右の肩が以前よりも下がっている事
また、前胸部が縮み右腕が突っ張っているように見えました。
すると肩、肘、手首の関節可動域が狭くなるためボールコントロールやスピードが出しにくくなるでしょう。
肩を下げる原因は右の骨盤の開き!
骨盤が開くと肩甲骨が引っ張られ大胸筋が緊張→肩関節の可動域が狭まる
という公式ができあがります。
また、腰部のインナーマッスルとアウターマッスルのバランスが悪くなるために
股関節の動きも悪く違和感を感じているはずです。
一生懸命スパイクのホームを変えるための練習をしていましたが
根本的な腰部のインナーマッスルの状態を改善しないと
この状態から抜け出すのは難しいように感じました。
ボクのような普通の治療師が見て感じれたのですから
専門のトレーナーさんやスポーツ鍼灸の先生方ならもっといいアドバイスができると思います。
一刻も早く、彼女の復活を願う一治療師の願いです!