超高速インターネット衛星「きずな」
性能は↓
http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20080214-00000000-nkbp-bus_all.html?p=2
これらの搭載機器により、「きずな」は直径45cmの家庭用アンテナを持つ地上局との間で、衛星→地上で最大155Mbps、地上→衛星では1.5~6Mbpsのデータ通信を行う能力を持つ。また、企業用の直径5m級のアンテナを使えば最大1.2Gbpsのデータ通信が可能となる。
ちなみに、価格は↓
http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20080214-00000000-nkbp-bus_all.html?p=4
「きずな」は開発費が367億円で、衛星の寿命は5年だ。
で、これが小笠原諸島は父島でテスト運用されたらしい。
http://www.jaxa.jp/press/2009/11/20091130_kizuna_j.html
字で説明するとこういうことらしい。
1.父島のお宅から光ファイバでピカピカと役所まで
2.父島の役所にアンテナ立てて、「きずな」に向かって電波ビビビ
3.「きずな」経由で電波でビビビとJAXA筑波宇宙センターへ
4.そこからは普通のInternetへピコピコ
で、実際父島でPC使った人は、どの程度スループットが出たのか。
遅延大きそうだから遅そうじゃない?計算してみよ。
TCPの理論値はこちらの方のサイトを参考に。
http://www.kaztan.com/network/archives/2006/06/27-161017.php
最大スループット[bps]=ウィンドウサイズ[bit]÷往復遅延時間[sec]
ウィンドウサイズはWindowsXPだと64Byte。
往復遅延時間は、
http://www.jaxa.jp/projects/sat/winds/index_j.html
の一番下から
軌道 静止衛星軌道(東経143度:暫定)
軌道高度 約36,000km
らしいので、真上じゃないにしても大体36,000km。
そこに電波が届く速度は大体光速300,000km/sec。
JAXA筑波宇宙センターから目標のサイトまでの遅延や、装置の遅延などを無視した伝送遅延は片道で
36,000km÷300,000km/sec=0.12sec
往復で0.24sec。
とゆーことで、実際に父島のPCで出た最大スループットは最大でこれくらい?
最大スループット[bps]=64KB×8÷0.24sec=2133kbps≒2Mbps
計算間違ってないかな。
父島在住の方のブログとかで、実際のスループット紹介されてないかな。
ところで、このネットワーク構成見てると、ものすごく父島の役所とJAXA筑波宇宙センターの間にWAN高速化装置を入れたくなるなぁ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070606/273783/?ST=neteng
一つはWANに流れるトラフィックを減らすための「キャッシュ」,もう一つは通信手順を効率化して遅延の影響を減らす「プロトコル・アクセラレーション」である。これらを組み合わせることで,驚異的なレスポンス向上効果が期待できる
商用サービスは頓挫してるようだけど、、、、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8D%E3%81%9A%E3%81%AA_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F
)
当初は、2005年度にきずなを、2007年度に商用のBBISS衛星を打ち上げてサービスを開始する予定だったが、2006年2月には、BBISS衛星の打ち上げは2008年度に先送りされた。しかし、2008年5月時点では未だBBISS衛星打ち上げの具体的な計画はない。
もしサービス始めるなら、客の家に設置する装置と、そのサービス会社のデータセンタに高速化装置おいたら、貴重な帯域をフル活用できるだろうなぁ。
あとこれからクラウドの時代らしいけど、アメリカだの何だの海外に設置されたサーバにアクセスしようとしたら、200msecとか遅延あるよね。使い物になんのかな。WAN高速化オプションとかでんのかな。クラウドだから場所も関係ないぜメーン、とか米国人は言うのかな。
いやぁ、クラウドだけに雲をつかむような話ですね![]()
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
同じオチを思いついた日本人↓
クラウド 雲をつかむような に一致する日本語のページ 約 38,300 件
ちなみに英語圏のブログも同じネタであふれてるのかと思ったけど、英語では「雲をつかむような話=a vague story」らしい。