今日は一姫の参観日

ドアの横からこそっと教室を覗いていると
後ろから「あーっ!!!」という声が

ふと見ると廊下の手洗い場で頭から濡れている子を発見

「うーわ!びっしょびしょになった~!」と
言いながらハンカチで頭を拭いている。

どうやらペットボトルに水をいれる時に
入れ過ぎた水が勢いよく飛び跳ねたみたい(笑)

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よく見るとまだ水が出しっぱなしだったので
水道をとめながら「大丈夫~?」と声をかける。

頭の後ろが濡れてたので、ハンカチで頭を拭きながら
「寒くない~?大丈夫?」と冗談っぽく話しかけてみた

すると

「なぁ!誰のお母さん?」

「えっ私?一姫ちゃんのお母さんやで~」

「一姫ちゃんのお母さんか」と彼。

次の瞬間

「一姫ちゃんのお母さん!絶対に先生に言わんといてな!
これ絶対に怒られるやつやし!」

それを聞きついさっき
「結構濡れてるし先生に伝えて着替えた方がいいかな?」
と思っていたことをなかったことにして

「わかった!」と答えた私。

答え終わった後、何とも言えない気持ちに


この子にとってさっきの出来事は
「怒られるか怒られないか」だけの問題になってるのかな?

せっかくいい体験したのに、
自分でハンカチで拭いて後始末できたのに、
「大丈夫?」って聞いてくれてた友だちがいたのに、

全部なかったことになるのかな…

ってちょっと残念な気持ちに

そこでふと自分を振り返ると。

私もつい最近まで子どもによく怒ってたなぁ…
ってことはうちの子も、「怒られるか怒られないか」が
基準になってることが色々あるんやろな

とここまでは、いつもの私の十八番の反省モード(笑)

でもこのままではネガティブ思考のままなので
引き寄せのために(笑)
ささっと転換モードへ

「今、気づけてよかったやん~
「私、余裕のある時は失敗もいい体験って思えるんやん
「彼は周りを見て臨機応変に対応できる子なんやわ~きっと

で、ちょっと明るくていい気分に
あーよかった

反省はしなくていいけど、
改善しよう

次、失敗を見つけた時は
「なにしてるの~」じゃなくて
「いいことがわかったね~
って声かけてみよう(笑)


あっ…上を読んだらものすごく怖い先生なんや…って思いそうやけど、
一姫の先生は一姫も私も大好きなとっても素敵な先生です
(きっと彼の反応は長年の経験の積み重ねの反応なんだろうな)