『CASSHERN キャシャーン』 | sweet cinema review

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映画が大好きです。

見て感じたことを書いていきます。

出演:伊勢谷友介、 麻生久美子、 唐沢寿明、 寺尾聰、 樋口可南子、 

    小日向文世、 及川光博、 宮迫博之、 佐田真由美、 要潤、 

    西島秀俊、 大滝秀治

監督:紀里谷和明

2004年 日本


1973年にTVで放映されたアニメ「新造人間キャシャーン」の実写版。


  

「 たった一つの命を捨てて 生まれ変わった不死身の体

   

    鉄の悪魔を叩いて砕く キャシャーンがやらねば誰がやる 」

       (唐沢さん、完全にキャシャーンをくってましたね!!)



 この作品、これまでに3回見ました。

初めて見た時、イマイチよく判らなかった割には、

見終わった後すごい疲労感と疑問が湧き上がり、

「あ~なんか重たかったな~あせる」と思いました。


鉄也が戦争に行ったシーンの白黒の部分が

あんまりよく見えなくて伊勢谷くんと玉鉄の顔の

見分けがつかなかったり(私の目が節穴??)

全体の音声も聞き取りにくく、何を言ってるのか判らない所も

多々あり、少々イラっとしていました。

今回は以前のそういった疑問も解消すべく、再見しました。


前回見た時から時間も経っていたので、細かい所やなんかは

忘れていたりしたので、新たな気持ちで臨みました。



 所々で映る腕に刻まれた数字のある人とない人がいるのは

何んなんやろ?とかまた疑問が生れたのですが、

あれはミッチーが銃を向けながら「下層階級に生れたものは~」って

言った時にその手首の数字が映ったので、そういう意味なんですよね。

それで最後の東博士の手にもあったから、「東博士もそうだったのか~」と

思ってみたり・・・


 

 東博士が妻の病気を治したいがために研究していた

新造細胞と言うものを、私利私欲のために利用しようとする者たちによって

初めの思いとは違う方向に向かっていってしまうわけだけど、

あの“生(せい)”というか“死なずにいること”に執着している

円卓にいた上条将軍以下おっさん軍団の欲望ったら哀れでした。



とにかく色も独特の世界だし(目も疲れる)、鉄也とルナの現実と心の声とが

交互に映るのなんて初見では意味わからん?って感じだし(狙いすぎ?!)、

何回見終わっても、重苦しさは変わらないけれど、3回見たら何となく愛着が

沸いてきました。


ルナ役の麻生久美子ちゃんはとてもカワイイですね。

それとずっと気になっていたルナのブーツ。

後ろのあみあみが可愛かったサンダル


 

 あ、あとね私2回目見た時にやっぱり判らない所とか、

聞き取りにくい所があったから、3回目見る時に字幕を出してみたんです。

そうしたら、すごく理解がしやすなって、ただ見るだけよりも

数段判りやすくなりました。文字で読むと理解も早い!!!



そして全てはエンディングの宇多田ヒカルの『誰かの願いが叶うころ』のサビ


 「あなたの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ

              みんなの願いは同時には叶わない」


これなんでしょう。




松竹
CASSHERN

↑この伊勢谷くん、カッコいいよねドキドキ