集中力がない我が子
こんにちは。
幼児教育コンサルタントのまどかです
今週の相談は「集中力」について。
先生として、
子どもの「集中力」で一番大変だと感じるときは、
「給食の時間」
チャイルドケアセンターや幼稚園では、
「給食の時間」は決まっています。
新年度が始まったばかりの時は特に、
その限られた30分とか40分とかの中で、
何十人もの子ども達全員がご飯を食べ終わるように、
子どもたちを「食事」に集中させるのは至難の業です
でも、ちょっとしたテクニックで、
子どもの「集中力」って変わるんです
☆☆シツモン☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
うちの子どもはまったく集中力がないようで、
「本を読んで!」と持ってきたりするのですが、
1ページ開くともう次の絵本!と指をさしたり、
プイっとちがう物に興味を示したりと、
次から次へと目移りするようなのです。
集中力をつけるには、どうしたらいいでしょうか?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まず、
集中できるのは5~10分くらいで、
長くても20分くらいしか続かない
と言われています。
ですので、
もともと一つの事に集中するという事は難しい
ということなのです。
私の大学の教育実習では、
子どもの興味の移り変わりを記録する授業もあり、
20~30分の間に「どう興味が変わるのか」を
観察し記録していました。
その記録は3~5歳の子どもを対象に行いましたが、
共通しているのは
・次から次へと移りまくる(最短では数十秒!)
・自分の好きな事や興味があることは没頭して、何十分でも同じ場所で遊ぶ
・ちょっとだけ難しい事に挑戦してるときは集中している
どこの子の記録も上記3つの点は共通していました。
その結果をまとめてみると、
・好きな事、興味があることをしているとき
・何かチョット頑張れば出来そうなことにチャレンジしているとき
そういう時に子どもは「集中力」を発揮します
では、親御さんとして、どうしたらよいのか
大切なのは「観察力」、「働きかけ」や「声かけ」だと思います。
・お子様がどこに興味を向けているのかを理解しているか
・興味を持ったものを思いっきり探求できる環境を作っているか
・子どもの「遊び」に質問したり、的確なリアクションをするなどしているか
・子どもがチョットしたことをチャレンジできる状況を作っているか
というようなことがポイントではないかと思います。
例えば、
・「本を読んで~」ときた時に本当に「本を読む」事が目的なのか、
膝の上に乗ったりと甘えるための「道具」として本を持ってきているのか、
本を見ながら一緒にお話したくて言っているのか、などの状況を判断して対応する
・電車が好きなら、電車に関する本や電車ごっこ遊びが出来るようなおもちゃを揃える
・その子のレベルに合わせて、「小さなチャレンジ」を「お手伝い」としてお願いしてみる
・「これはどうやって繋げたの?」「そんなに長く電車を繋げるなんて、すごいね!」など、
お子様の「遊び」に対して、的確なコミュニケーションを取る
このようなことがお子様が「集中するため」の手助けになるのだと思います。
「集中力をつけさせる」ではなく、「集中できる環境作りや声かけをしよう」
と思うと「自分が何をしてあげられるか」と「主語が自分」になるので、
「うちの子集中力がなーーーい!」と思うことが少なくなるかもしれませんよ
でも、「主語が自分」になったからといって、
「私がきちんと出来ないからこの子が集中できない、、、」などとは
思わないでくださいね
人はもともと5~10分くらいしか集中できないものなんですから
「集中力がない」=「色んなことに興味を持っている」
そんな側面もあるんじゃないのかな~と思う
「集中力」が全くないまどかなのでした
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