出典
著書名 いま、死んでもいいように
著者名 小池 龍之介
出版社 KKベストセラーズ

章立ては以下のとおり

第1章 ”生命力”に執着しない

   欲の支配から解放され、

   充実感への執着を捨てる

第2章 ”老””病”をなげかない

     老いに逆らわず、病に抵抗せず、

   すなおに生きる

第3章 ”死”へのおそれを超越する

   自信の死も他人の死も、

   とらわれずに受け入れる


【備忘・所感】

・仏道おいては、生まれることは死と苦しみのスタートでしかないので、

 まったく喜ぶに値しない

・ありとあらゆる現象は、この心を決して満足させてくれないと言う意味で

 「空虚」であり「むなしい」ものであり、執着に値しない、ということが、

 「苦」の本義である

 ①満足したいと思うように脳が設計されているくせに、

   その脳は絶対に満足しない

 ②死を避けたがるように脳が設計されているくせに、絶対に死ぬ

 ①②を踏まえると絶対成功しない不毛な挑戦をさせられる、

 無意味な人生であることが見えてきそうです。

 この無意味さこそが「苦」であり、それゆえ、もう「生まれたくない」というのが

 仏道を歩むことの基本にある。

 生まれ変わりを前提とする仏教が、二度と生まれ変わらずに消滅することを

 良しする由縁です。

  ↓

 いかなる自我としても生まれないことにより、老・病・死が消滅する、という

 理路こそが、仏道において「輪廻転生」を克服して不死の境地へ

 至る道筋を示している。

・万物はひとつの例外もなく無常、すなわち変化と崩壊の法則に

 曝されている。この自然界の一部にしか過ぎない人間も、悟りし人である

 ブッダもまたその例外ではあり得ず、死してもう還らぬのだ。

・一秒一秒、一刻一刻、すべてを失い消滅することへと向かって、

 この命は腐っている。すべてを失うことへと、今この瞬間も近づいて

 いるのに、その途中でお金や名声や物を集めようと必死になることは、

 無意味なことこの上ない。

 

以上