【買い物かごや商品が触れない不潔恐怖(強迫性障害)が6カ月で改善しました】

こんにちは。心理カウンセラーの武田です。



当ルームのカウンセリングと行動療法を受けて、6カ月で不潔恐怖の症状が段階的に軽くなり、日常生活が楽になったというKさん(40代女性)がインタビューに協力してくれました。

今回はその内容をご紹介したいと思います。

今、不潔恐怖で日常生活に支障が出ている方の参考になれば幸いです。

まず、Kさんは次のような不潔恐怖の症状がありました。

【過剰な手洗いと除菌と洗濯】

・リモコンや壁などに触れたらすぐに手を洗ってしまう。

・一度の手洗いの際に、8回以上くり返し洗ってしまう。

・家の床やテーブルが汚れたら何度も除菌シートで拭く。

・ゴミを出したらすぐに洗濯しシャワーを浴びる。

【買い物が困難】

・不特定多数の人が触る買い物かごや食品などに触れない。

・地面に置かれたもの、地面に落としたものが触れない。

【料理が困難】

・台所のシンクが触れず、料理や食器洗いができない。

・水滴が肉汁などが床に落ちるのが怖い。

【経済的に苦しくなる】

・除菌シート代、石鹸や洗剤代、水道代がかなりかかる。

・毎日の弁当代もかなりかかる。

などなど、目に見えない汚れまでが気になり、触れないものが多く、過剰な手洗いと除菌に追われる日々でかなりお困りの様子でした。


★ではここからがインタビューです。

私:これまで約半年、継続して行動療法(曝露反応妨害法)をやってみていかがでしたか?

Kさん:最初の1カ月ほどで、一度の手洗いは8回繰り返してたんですが、調子がいい時は目標の2回まで減らすことができてずいぶん楽になりました。たまに3回しちゃうときもありましたが(笑)。手洗いを減らせたことで「治るかも」って希望が持てたんですね。

私:そうでしたね。最初は手洗いを減らすのは怖かったと思います。

Kさん:はい。めっちゃ怖かったです。でも先生が、「2回以上手を洗いたくなるのは脳の間違った命令だから洗っちゃいけない」って繰り返し言ってくれて、何とか減らすことができました。

私:手洗いを減らせた後は、どうでしたか?

Kさん:手洗いは減らせましたが、まだまだ症状がいっぱいあって・・・(笑)。やっぱり地面の汚れや、買い物カゴやゴミ袋が怖くて、触ることができなったですね。買い物やゴミ出しをどうしても避けてしまって・・・避けてはいけないとわかってるんですが、なかなか実行できなかったですね。買い物も主人に行ってもらっていました。台所にもゴミを貯めてしまって、ますます触れないという悪循環になってしまって。ゴミ袋は主人にも触ってほしくなかったんです。触った手で他の物を触ると汚れが広がってしまう強迫観念が強くて、どうしても避けてしまったり、洗浄や除菌はやっぱり多かったと思います。

私:そこでついに曝露反応妨害にチャレンジする決心をしたんですね。

Kさん:はい。それまでも先生に曝露反応妨害をすればよくなると教えてもらってたんですが、怖くてできなかったんです。だけど、普通の生活をしたかったし、主人を巻き込んでいつも口論になっていたので、何とか治さなければといけないと思ったんです。

私:1回目の曝露反応妨害はやってみてどうでしたか?

Kさん:最初、「台所のシンクを指1本で10回触ってください」って先生に言われて、半泣きになってしまいました(笑)。反射的に「無理です」と答えたと思います(笑)。だけど、そのあと先生に励ましてもらいながら、何十回と触っているうちに落ち着いてきて自分でも驚きでした。やればできるかもと思えたんですね。触った後は、ものすごく手を洗いたくなりました。だけど先生に、「すぐに洗わずに少なくとも1時間待ってください」と言われて最初はめちゃくちゃきつかったです。もう洗っちゃおうかなと何度も誘惑に負けそうになりました。だけど、どうしても治したかったから耐えました。洗いたくなるのは脳の誤作動だ!と何度も唱えていました。1時間半ほど耐えているうちに少し不安が減ってきて、時間を置くことって大切なんだなと実感できました。

私:すごく勇気と覚悟が必要だったと思います。

Kさん:はい。勇気と覚悟というか、せっぱつまってやっちゃった感じですね(笑)。最初は汚れているものを触るのは怖かったんですが、先生が私の気持ちを聞きながらできそうな課題を決めてくれたり、励ましたりしてくれたので乗り越えられたと思います。シンク→地面→ゴミ袋と徐々にハードルを上げて曝露しているうちに汚れに慣れて触れるようになれました。手洗いも1時間待つ練習をしているうちに、「洗わなくても平気かも」と思えるようになってきて、2時間、3時間と洗わなくても大丈夫になっていきました。

私:カウンセリングを受け始めてどれくらいでよくなりましたか?

Kさん:最初の2か月くらいで手洗いは減ったのですが、曝露を渋っていたので汚れへの恐怖感がまだありましたね。どうしても汚れを避けてしまうので買い物や外出に制限があってまだつらかったです。道に財布を落としてパニックになったこともありました(笑)あと、主人が汚れたズボンで床に座ってケンカになったこともありました。

覚悟を決めて曝露をやりはじめてからはぐっと良くなった感じがします。先生に曝露反応妨害は練習回数が大事と言われたので、シンクに触って手洗いをしない練習を週に何回か自分でもやるようにしました。ありがたかったのは主人も練習に協力してくれて励ましてくれたことです。そういうことをしているうちに台所にためてあったゴミを出すことができて、簡単な料理をすることができるようになりました。今は弁当を買わずに自炊しています!

私:おおお!ついにゴミ出しができて、料理ができたんですね!

Kさん:やっと普通の生活に近づけた気がします。スーパーでの買い物もまだちょっと不安があるのですが、自分でやっています。買い物かごや商品に触るのも曝露の練習と思って頑張ってます。ちょっとずつ慣れてきたような気がします。

私:ここまで半年。しんどい時もあったと思いますがよく頑張りましたね。

Kさん:25歳の頃から徐々に不潔恐怖がひどくなっていって、このまま一生治らないのかと思ったこともありましたが、曝露をしてよかったです。

私:今後の目標はどうしましょう?

Kさん:買い物カゴやシンクは平気になってきましたが、まだゴミ袋や地面などは避けたい気持ちがあります。ゴミ出しも頑張ってはいますが、調子が悪い時はまだ苦しい時もあります。ゴミ出し後の手洗いは少し多くなりがちです。あと、以前ほどではないですが、強迫観念が強い時は、床やスマホをまだ除菌シートで拭いてしまうこともあるので、そのあたりを克服したいです。

私:なるほど。それなら「地面やゴミ袋を手で触って、その手で床やスマホを触って、手洗いや除菌をしない」という曝露反応妨害が有効ですね。最初はちょっと怖いかもしれませんが、これまでも乗り越えられてきたのでKさんなら大丈夫だと思います。チャレンジしてみますか?

Kさん:はい、ちょっと不安はありますが、ここまできたら最後まできちんと治したいという気持ちが強いので、ぜひお願いします!

私:了解です!一緒に頑張りましょう!最後にKさんと同じく不潔恐怖で悩んでいる方へのメッセージをお願いしていいですか?

Kさん:偉そうなことを言える立場ではありませんが、勇気を出して行動療法をすることをおすすめします。私も最初は怖くて、覚悟を決めるまで時間がかかってしまいましたが、今ではもっと早くやっておけばよかったと思います。ただ強迫行為を我慢する練習は、最初のうちはめっちゃ怖いし、正直キツイときもあります。でも、慣れてくると触れるものが増えたり、手洗いが減ったりして生活がどんどん楽になっていきますので、今の生活を変えたい方はやってみたほうがいいと思います。

私:Kさん、インタビューありがとうございました。


※ご覧のとおり、不潔恐怖の治療には曝露反応妨害法が有効です。ですが、苦手なことに何度も直面することが必要なので、Kさんのように「絶対に治したい」という強い意志が大切になってきます。私のカウンセリングでは、曝露反応妨害法を乗り切れるように励ましたり、アドバイスすることを大切にしています。不潔恐怖のつらい毎日を変えたい方はいつでもご相談くださいね。対面でも電話でも対応しています。

 

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