こんにちは。大阪府堺市カウンセリングルームのどか。心理カウンセラーの武田です。
 
不潔恐怖系の強迫性障害の人は、手洗いを何回も繰り返してしまいがちだと思います。

 

本当は1回で終えたいのに、強迫観念が「もっと洗え!」と命令してくるので、なかなかやめることができなくて、疲れてしまうという方もいらっしゃると思います。

 

今回は、手洗いを2回で止めるコツを簡単にまとめてみましたので参考にしていただけると幸いです。強迫観念をうまく無視できるよう応援しています!
 

1.手洗いを2回したら洗面台から離れましょう。
 
 

2.洗面台から離れると、強迫観念が「まだ汚れているぞ!もう一回手を洗え!」と脅しをかけてくるかと思います。でも、その脅しにすぐに反応しないようにしてくださいね。
 
3.強迫観念が脅しをかけてきても、すぐに反応せず最初の5分間は次のように自分に言い聞かせてください。

「これはほんものの思考ではない。脳がまちがった信号を送っているだけだ」

「脳が誤作動してるだけだ!だまされてたまるか!」

「誤作動だから無視しとこー」


脳科学で証明されているのですが、強迫観念というのは、脳の「眼窩皮質」のオーバーヒートによる「エラーの警報」に過ぎません。つまり、「まだ汚れてるぞ、もっと洗え」という脳の指令は、脳の誤作動による「エラーの警報」なのです。「エラー」だから無視しちゃってくださいね。

 

このことを知っているだけでも、手洗いにブレーキをかけやすくなると思います。

4.手洗い以外の別の活動をどんどんしよう!
 

強迫観念の脅しを無視すると決めたら、どんどん別の活動を続けてください。

いつまでも強迫観念を消し去ろうとせずに、音楽を聴いたり、マンガを読んだり、料理をしたり、パズルを解くなり、ダンスをするなり、何でもいいので別の活動をすることで、強迫観念をかわすのです!
 
強迫観念をつかんで戦うのではなく、「かわす」「距離を置く」「棚に上げる」のです。

【要注意】
トレーニングがうまくいかない人は、強迫観念と戦ってしまうのです。
 

強迫観念は不快だから、戦って打ち消したいという気持ちはとってもよくわかります。

だけど、誤作動している脳でいくら考えても、不安のほうが勝ってしまうんですね。
 

強迫観念は無視するのが一番です。

そして「無視」とは、「目を向けない」「かわす」「棚に上げる」ということです。

つまり、浮かんでもつかまずに、ほうっておく。

強迫観念はウソつきな詐欺師です。詐欺師と目を合わせないようにするイメージで、強迫観念に目を向けず、かわすことが大切です。

そして「かわす」ためには、別の活動に集中する時間を積極的につくるのが一番いいのです。 

強迫観念を「かわし続ける」と、脳の回路がクールダウンして正常化していきます。

「まだ気になるが、さっきほどではない。確かに変化があった」と思える時がやってきます。

「よしよし・・・前ほど不安でなくなった。もう15分待ってみようか」と、強迫観念をかわす時間を伸ばしていければ、どんどん良くなっていきますからね。

 

参考文献:不安でたまらない人たちへ(ジェフリーM・シュウォーツ著)草思社
 

お一人で悩んで生きづらさが続く場合は いつでもお話を聴かせてくださいね。

 

(加筆)

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