【自己肯定感が低い理由と対策】
みなさんこんにちは。
大阪府堺市カウンセリングルームのどか。
心理カウンセラーの武田です。
今回は
「自己肯定感が低い理由と対策」
について書きたいと思います。
私はカウンセラーになる前は
小学校の教師でした。
教育現場では
子どもたちの自己肯定感の低さが
大きな課題となっています。
自己肯定感というのは
幸福につながる大切な感情です。
だから何とか高めたいと
私も思っていました。
学校では子どもたちに
能力をつけることで
自己肯定感を高めようとします。
私も教師時代はそうしてきました。
子どもたちの能力を高めることが
自己肯定感アップに繋がると
信じていたのです。
しかし、そこで育つ自己肯定感は
「能力が高ければ自己肯定していいよ」
という条件付きの自己肯定感です。
勉強がよくできたら自己肯定してもいい。
運動がよくできたら自己肯定してもいい。
優しくできたら自己肯定してもいい。
役割を果たせたら自己肯定してもいい。
ルールを守れたら自己肯定してもいい。
全て条件付きの自己肯定感ですね。
先生や友達から称賛されたり、
優秀さを身につけることで得た
自己肯定感は、言い換えれば
「称賛されないと自己肯定できない」
「優秀でなければ自己肯定できない」
という意識を子どもたちに
持たせてしまうのですね。
「他者からの承認・称賛」や
「自分の優秀さ」が条件なので
この自己肯定感は
とっても不安定なのです。
自己肯定感の不安定さ＝低さですね。
誤解されないように言いますが、
私は能力を高めることが悪いと
言いたいのではありません。
能力を高めることは大切です。
「能力を高めること」と、
「自己肯定感を高めること」は、
別であると言いたいのですね。
さて、大人になってからも人は
自己肯定感を渇望します。
自己肯定できずに自己否定を続けると、
心が苦しくなりますからね。
ですが、子どもの頃から
自己肯定するためには
「承認・称賛される必要がある」
「優秀である必要がある」
と思い込んでいる方は
その条件を必死でクリアしようとします。
つまり
承認や称賛を強く求めたり、
優秀でないといけないと
過剰に自分を追い詰めたりしがちです。
ですが、そういう生き方は
「承認・称賛されていないと不安」
「いつも優秀でないと不安」という
常に不安を抱えたものになります。
また、
承認や称賛が得られなかったり、
自分が不調な時は、
たちまち自己肯定できなくなり、
不幸感に襲われます。
自己肯定できないと、
「人生に意味がない」
「生きていても仕方ない」
という気持ちにも
襲われることがあります。
大切なのは
「条件付きの自己肯定感」ではなく、
「どんな自分でも自己肯定できる心」
を育てることですね。
当ルームでは
どんな自分でも意味があり、
どんな自分でも価値があると、
納得できるワークがあります。
不調な自分にも意味がある。
思い通りでない自分にも意味がある。
どんな自分にもちゃんと価値がある。
そう思えるワークです。
安定した自己肯定感が育つと、
過剰な承認欲求から解放されたり、
無理な頑張りを手放すことができます。
自分らしく
生きることができるのですね。
長文読んでいただき
ありがとうございました。
安心・安全の対話で進めていきます。
あなたが何を話しても
否定されたり改善を要求されたり
しませんので安心してくださいね。
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