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親とこどものクリニックohana

親とこどものクリニックohanaのスタッフによる日々のたわいのない事を綴ったブログです

 

朝晩が寒くなりました。日中との気温差などで鼻風邪が増えています。また肌の乾燥や軽い湿疹も出ています。子どもは環境の変化を受けやすいですね。
今回は、冬のスキンケアについてのお話です。

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乾燥の季節がやってきました。いまの子どもたちは乾燥肌が多いです。その原因として、アスファルトの地面が増え、熱がこもりやすく空気が乾燥しやすいという環境に一因があり、もう一つの要因は洗い過ぎにあると思います。皮膚の表面には皮脂膜というバリアがあり、さらにそこには常在菌という細菌が共存して皮膚バリアを強固にしています。赤ちゃんや子どもの肌は毎日石鹸で隅々まで洗うほど汚れてるでしょうか?特に寒い季節は肌を露出して遊ぶ機会も減り、ほとんどの汚れは湯船に浸かることで洗い流されます。石鹸に含まれる界面活性剤は汚れだけでなく、必要な皮脂膜や常在菌まで洗い流してしまいます。洗い過ぎはかえって肌を乾燥させてしまうことがあるのです。この時期は頭とお尻を洗うくらいでいいと思います。本当に洗わなくていいの?と思われたらぜひ試してみてください。試すのはタダでしかもお風呂が楽になります。その分、お風呂から上がったらしっかり保湿ケアをしてあげてください。乾燥が強い場合は乳液よりクリームタイプの方が良く、1日2回の保湿ケアで皮膚の水分保持力が徐々に上がってきます。