うまくいくことだけが良いことじゃない。
 
思い通りに進むことだけが本当の願いではない。
 
 
 
 
 
 
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「上手くいくこと」「思い通りに進むこと」
 
この肉体に宿る前、そんなことは全く大切なことではなくて
 
どんなことでも経験してみたい。
どんな気持ちでも感じてみたい。
 
きっとそんな風に思っていたんだろうなって想像ができる。
 
「知っている」っていう感じがする。
 
 
 
 
 
 
だけど、同時に私は祈る。
 
悲しくなるような出来事が起こりませんように。
大切な人が悲しくなるようなことが起きませんように。
子供が元気に育ちますように。
家族が健康で過ごせますように。
友人たちが幸せでありますように。
 
どうか、何事も起きませんように。
 
 
 
 
 
 
本当の本当の本当は、深いところで知っている。
 
私たちみんな永遠の存在であることを。
何が起こっても大丈夫だということを。
この世界に「悪いこと」なんてないということを。
どんな気持ちを感じても、どんな経験をしても、そこには「喜び」しか存在しないということを。
 
 
 
 
 
 
知っているのに、真逆のことを祈らずにはいられない。
 
何が起きても大丈夫だと知っているはずなのに、起きてほしくないことがある。
 
何を感じても大丈夫と知っているはずなのに、大切な人に感じてほしくない気持ちがある。
 
だって私は、無限の「魂」そのものであると同時に
 
今この瞬間は「肉体」という有限の中で生きているのだから。
 
 
 
 
 
 
永遠の魂である私たちが、肉体を持って生きること。
 
それ自体が最大の矛盾。
 
 
 
 
 
 
 
経験するために生まれてきた私。
 
感じるために生まれてきた私。
 
何が起きても大丈夫だと知っている私。
 
永遠の私。
 
 
 
 
 
 
だけど同時に、
 
経験をコントロールしたい私。
 
感じることを限定したい私。
 
自分が望む結果を神様に祈る私。
 
有限の私。
 
 
 
 
 
 
その矛盾自体が、魂である私たちが肉体を持って生きるということなんだ。
 
「どっちか」に振り切れるのではなくて「どっちも」の視点を持ちながら、生きていく。
 
この矛盾を経験すること自体が「生きる」ということだから。
 
 
 
 
 
 
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生きている限りスッキリすることはないし
 
「良い気持ち」だけを感じることはできないし
 
目に見えるものに心を持っていかれることがなくなることはない。
 
 
 
 
 
 
心配したり、不安になったり、執着したり。
 
悲しんだり、苦しんだり、怒ったり。
 
生きている限りそういう気持ちがなくなることはない。
 
だけど同時に私は知っているから、いつでも思い出すことはできる。
 
 
 
 
 
 
私たちみんな永遠の存在であることを。
何が起こっても大丈夫だということを。
この世界に「悪いこと」なんてないということを。
どんな気持ちを感じても、どんな経験をしても、そこには「喜び」しか存在しないということを。
 
 
 
 
 
 
外側だけではなく、内側だけではなく。
 
見えるものだけではなく、見えないものだけではなく。
 
肉体だけではなく、魂だけではなく。
 
その両方。
 
 
 
 
 
 
私たちは決して「良い気持ち」だけを感じることができる、ツルツルの世界に行きたい訳じゃない。
 
ゴツゴツしてデコボコして割り切れないこの矛盾を、まるっとそのまんま受け入れること。
 
それが「生きる」ということであり、
 
きっとこの肉体に宿る上で、1番経験したいと強く願ったことなんだと思う。
 
 
 
 
 
 
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