24時間テレビ | 子育てしながら◆公認会計士試験◆

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昨日の夜に書いた記事なのですが、うっかりアップし忘れたので。

 

頭痛は土曜日から酷くて、以下、昨日(日曜)の文章です。

 

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久しぶりに、ものすごい頭痛に苦しみました。

 

昨日の夕方からは、吐き気までしてきて、頭痛薬を飲むも吐き気が強くて我慢したものの、夜は痛みで眠れなくて3時過ぎまで起きていました。

 

珍しく24時間の中で3回も服用しました、頭痛薬。

 

今朝は起きても、まだ左側の頭頂部も目も肩も痛いし、夜まで引きずっています。

 

 

そんな8月の日曜、今日は24時間テレビやっていて、時々調子がいいと見ています。

 

 

 

持たざる者

 

私は正直、今までの人生「持たざる者」でした。

 

4歳の時に小児脳腫瘍(良性)のため手術をして、平衡感覚を失いました。

 

私の父は「この子は俺の子じゃない」と言って家を出て行き、3歳で父を失いました。

 

中1の頃の出来事でPTSDになり、自分の心の安全を失いました。

 

 

でも。

 

下手なりにピアノを習って練習して、アイススケートの氷の外をスケート靴を履いて手すりにつかまって歩きつづけ、脳みそを鍛えていました。

 

自転車が補助輪なしで乗れるようになり、アイススケートができるようになり、スキーが滑れるようになり、中学では器械体操部で平均台の演技で側転や後転をしていました。

 

 

小学生の高学年の頃にはすでに、父が家を出ていった時のセリフを知っていましたが、母も祖母も「あなたは私の子ども」としっかりと言い切ってくれました。それでも・・・

 

「私の生を否定されている」っていう感覚はずっとつづきました。

 

自我の半分が見つからず、思春期の頃は埋めることはできなかったけれど、今は「あの人も弱い人だった」と、だんだんと流せるようになった頃に結婚を決められたし、もう、いい。

 

 

PTSDでぐちゃぐちゃの20代になったけれど、ピースをはめるように時間をかけて自分を守って、今では過去の自分を抱きしめてあげられるようになりました。

 

海馬の機能が低下して、本当にものが覚えられないし計算もびっくりするほどできなくなったけれど、今は人並み以上に計算はバキバキに速くなったし、暗記も同世代よりは良くなったと思うし、今も20代に負けないレベルになるように頑張っています。

 

 

私の人生、いつも「無いもの」ばっかりでした。

 

だけど、私は今もこうして楽しく生きています。

 

私はすごく「運が良い」って、いつも思います。

 

苦しいことは数えられないほどあったし、辛い時に感じた感覚や匂いは今でも思い出せるけど、今はもう「そこに行かなくていい」ってちゃんと思えているから、私はラッキーです。

 

人生「無いことだらけ」でも、この、私はラッキーだと思える気持ちが、これまでの私を支えてくれていたなって思っています。

 

 

24時間テレビを、偽善だという人がいますけれど、偽善はすごく大切です。

 

たとえ偽善でも希望は、あるべきです。

 

それが、誰かから装飾されたものでも。

 

全部が全部嘘じゃないんだし。

 

テレビに映っている挑戦者さんたちみんな、真なのだから。

 

何かを信じる「経験」は、あっていいと思います。

 

時には、当事者の方からそんなイミテーションは「いらない」って否定することもあるけれど、一年に一度くらい、こういう企画があってもいいと私は思っています。

 

ボランティアと言いながら放送に広告費が入っていようが、出演者に出演料が払われていようが、そんなことはたいした問題ではなく、こういう番組があるよっていう意味はあるなと、一年に一回は思う私なのです。