昨日、LECの個別相談会に行ってきました。
まずは自己紹介的なところと、これまでの先生との接点も含め、自分の勉強歴の説明からスタートしました。
で、一昨日の記事では、「こういう方向でいこうと思うのですが」という話し方をすると書きましたが、そんな簡単に啖呵(?)をきれるわけもなく、でも自然と、話すべきことはお話して、先生のお考えもいただけました。
まず、自分の不足部分を今痛いほど理解しつつ、現状についてお話しすることは多少できたかなと思います。
でも一番よかったのは、「私の今の勉強の仕方を見ていただけますか」という点でした。
実際に問題集を出して、こういう手順、こういう考えのもとで問題集をしているのだけれど…という形でお話ししました。
まず問題を見て、問われているところを確認して、何を答えるべきかをまず見極める。
B/SなのかP/Lなのか。
解答するのは何の科目なのか。
その後、問題文内で提示されている数字とその意味するもの(単語や文章の差している意味)が分かるかどうかを見て、分からなければレジュメを見る。
その上で、数値が指す意味を理解した上で、何をどう下書き構成するかを考える。
で、その時に下書きが上手く思い浮かばなければ、先生の下書きを参照して自分なりに作る。(大かた、先生の下書きは完璧だからどうしても先生の下書きと同じになるんだけど。)
それらが出来て、一通り自分の答えが出てから、解答を見て解説を見る。
そこで新しい発見や、見落としていたものがあれば、問題文や下書きに具体的に赤ペンで書き加える。
…みたいな勉強をしてきていました。
先生はまず一言、「それ論文!」と言われ。
論文の勉強法だし、論文向きの勉強だよみたいなことを仰いました。
そっか~~~~~~~!!!
だから負担感もあったし、重かったし、手間がかかってたのかと。
なんか、めっちゃくちゃ肩の力が抜けました。
楽になりました。
「1回転目が厚い勉強法だね」と。
そうかもしれません。
私の勉強の仕方は、確かに1回転目が厚くて。
あえて間を置いた後の2回転目くらいまでが重い。
そのかわり、3回転目以降は楽になるし、基礎的な問題の場合は1回転目を眺めればそれで充分…みたいな感じです。
でも先生いわく、「一般的な手法は解き方を慣らしていく感じで、薄く何回も繰り返す人が多いんだよ」とのことで、「でもその1回転目が厚いやり方が間違っているわけではない」ということも、支持してくださいました。
ほんと、これはものすごく気持ち的に安心感が大きかったです。
「逆に、もっと荒くてもいいぐらい」という先生のアドバイスもありましたし、この緻密な感じより、もっと求める方向性は別にあるということですよね。
で、気が大きくなった私は、「(他の受験校みたいに)論文の科目も少し勉強しておくとかはどうでしょうか。」と聞いてみました。
「あるいは1月まで今のこの勉強を続けて、そこで積みあがったものを見て、ある程度成果が出ていればそこで論文科目を少しさらっておくような…。」
でも、その答えは即答で、「だめ!」って。
ばっさり、だめ!って(笑
「早い。まだダメ」って、もう一度きっぱり言われました。
そこまでバッサリ仰ったので、こちらも論文の導入勉強程度は必要だろうと思う理由をお話ししましたが、「ちがう」「だめ」って。
もちろんそれには理由と展望があって、それはそれは詳しくお話しくださいましたし、実際私も、短答5月から8月に間に合わせるやり方については先生の講義で何回も聞いていました。
確かに、先生の5-8戦略はあり得る人は可能だと思うのですが、あまり勉強時間のない自分に最適な学習法と言えるのかが分からなかったので、こちらも「でもこうでは?」などやり取りを繰り返しました。
「いけるんだって。5-8は。」
「いやでもそれは、時間のある受験生の話しではないですか。」
「あるいは、5月目標はもちろんのこととして、今回の17目標ではなくて18目標と考えた方がいいんじゃないですか。」
「まだ見えてないと思うけれど、できるんだよ。」
「その戦術は理解していますが、それが『私』に適用されるかどうかが腑に落ちないんです。」
「いや、合格したらできる。」
「ただし条件があって…」
この後の言葉で、ハッとしました。
そしてこのやり取りの中で、先生からとても納得いくお話をさせてもらえたので、決めました。
この先、邪念は捨てまする(笑
別に先生が「邪念を捨てろ」とか言ったわけではないけれど、きっと私のこと、論文なんて目の前にエサがぶら下がったら、面白そうと飛びついて、本末転倒になってしまいます。
それに、今の私の勉強のやり方が論文向きなら、逆に、短答向きの勉強の仕方が出来ていないということも言い表しているわけで。
私はまだ、やるべきことがやりきれていない!
でもそのかわり、5月で結果出せなかったら、それが自分の実力なんだということも気づきました。
今、それなりに有効な勉強ができていて、もちろん他の科目などカイゼンは山ほどあるけれど、それがきちんと実行できれば合格できるだろうし、その結果は、自ずと8月もしくは未来の自分の指針になるんじゃないかという、直観を得ました。
5月で合格ができるかどうかが、私のターニングポイントになる。
たぶん自分の実力も、努力の程度も、5月の試験の数字が全部教えてくれる気がしています。
きっと5月の数字がいろいろ教えてくれます。
そこで8月を見据えた学習に突入できるかどうかも、5月の数字が教えてくれるということも。
それは論文の勉強をするよりも、遥かにハードルが高い目標設定なんだということも。
もちろん試験の難易度は、その試験回によって異なってくるけれど、でも全体の中の自分の位置づけや、やり終えた時の達成感などから、自分がどれほど力を注げたかは、ある程度見極められると思う。
だから、論文の勉強のことは考えない!
私の未来は、ひとまず5月まで。
ここで腹くくって、出てきた結果が駄目だったら…その時に、答えを出します。
っていうか、主人に今回もプレゼンをしたんだけれど、その時に自然と自分の口から出てきたの。
これで決められなかったら…って。
その覚悟で5月に挑む腹積もり、もう整っていたようです。
ふう。
ということで、仕切り直し…というか継続して、そして更なるカイゼンを目標に、一歩一歩固めたいと思います。