↑の記事で、エホバの証人2世被害者の立場から書いた、

「パーフェクトワールド」は盛大なエホバの証人皮肉

の続きw



あれもやっちゃダメ これもやっちゃダメ、ダメダメ尽くしのエホバの証人

子どもに暴力を振るうことを正当化までするエホバの証人


「パーフェクトワールド」の人質の男の子も、その上のお姉ちゃんたちも、きっと同じような環境だったのでしょう。

映画で描かれている時期的に、

ハロウィンをやりたいけど、エホバの証人だからできない

も軸になっていました。

でも信者の母親から離れて、「好きなことをしよう」という脱獄犯ニッチ(ケビン・コスナー)を慕った少年は、

ついにはハロウィンコスプレを万引きしてしまいます。


ほらね、鬱積した渇望は、解放されたときにもっと悪い形となって現れてしまうことが多い。

これも皮肉のひとつかとw


人格形成や社会性を身に着ける時期に、

自分の意志では納得も理解もしていないおかしな規律を押し付けられ、

子どもとして当然の願望を現せば打たれ、

ある程度体と年齢だけは成長して、そこから離れる機会が訪れたときに、そのままで世の中に飛び出したらどうなるか…


さすがに刑法まで犯す事例は、そうそう多くはないだろうし、

私も犯罪は犯したことはないけれど、

世間とは経験も感覚も思考もどこかズレていたり、

それゆえ社会の中や、対人とのコミュニケーションがうまく取れなかったりして、

生きづらさを抱えている2世被害者は、自分を含めてかなりいます。

その上様々な葛藤や不和に悩み苦しみ、心の病を抱えてしまった方も少なくはありません。

私もそのひとりでした…


映画のラスト、ニッチは少年の母親に、

少年が「やりたいことリスト」として書いたものを、すべてやらせてあげるよう要求しました。

が、きっと事件解決後はまた元通りの生活でしょう。

人質の息子を取り戻すための、その場しのぎの口約束に過ぎないのですから…


「偽りを語ってはなりません」

そう聖書に書いてなかったっけ⁉️w

親が"やむを得ず”としても偽りを語るなら、子どものことなんて責められないんじゃない⁉️

なら親のお前もムチされた方がイィよwww


だって大人だって親だって不完全。

なのにナゼ子どもに完全さを求める?

それを言うと「そんなこと考えるのは、信仰が足りない」と返されました。

それ、全然答えになってないやんwww

自分たちが答えられないことを、ナゼ子どもにも押し付ける?


その他にもたくさんの矛盾点があるのに、

私は組織からは何ひとつ答えを得られませんでした。

ナゼならそれは、自分が納得した上で選び取ったものではないから。

よくわからないうちから集会や奉仕に連れられ、

本人は到底納得できないような理不尽な規律を守らない、

もしくは不平不満を感じたりすれば容赦なく打たれ、

そんな肉体的にも精神的にも縛られた環境の中で、信仰なんて生まれると信じられる方がむしろオカシイ🤣


ニッチのようにストレートに純粋に、守るべき存在を大切にすることの方が、

よっぽど子どもにとっては心に響きます。

人質だった少年のように…


パーフェクト=完璧

ワールド=世界


ニッチにとっては、それは父のいるアラスカ

そしてエホバ証人2世の人質少年にとっては、やりたいことをほんの少しだけやれた時間だけが、パーフェクトワールドだったのかもしれません。


エホバの証人は、ハルマゲドンでエホバに忠誠を誓う人かどうかふるい分けられ、

それを突破したものだけが、新たな地上の楽園に行けると、当時は教えられていました。

だからエホバの証人にとっては、楽園がパーフェクトワールド。


でも先の見えない未来のために"今”を犠牲にすることが、そんなにも大切なのか?

この映画では、そんなことを問うてる気もします。

実際年代の算定の解釈が間違っていて、その教義は崩れましたしねw

古くから信じてきた信者たちに、パーフェクトワールドが訪れる日は来るのでしょうか…⁉️

それもエホバの証人に対する皮肉でしょうね😆


ニッチの人物像として、黒人ファミリーの奥さんや、クリント・イーストウッド演じる警察署長が言っていた

「根はイィ人」


まぁ脱獄後に逃げ延びるために、あんだけのことをしといて"イィ人”って表現はどうかと思いますがw

(そもそも犯罪者で刑務所にいたくらいだしw)

でも少なくとも根底には、愛がある人物だったと思われます💖

ただ劣悪な家庭環境でチョイ悪になって軽犯罪を犯し、

その後の少年院送りで、さらにワルになったことを考えると、

元々良いものを持っていても、環境で人は変わる

ということも示している気がします。


それをエホバの証人家庭で考えると、

不条理かつ理不尽極まりない教義を、本人の意志関係なく無理やり子どもに押し付けることで、

子どもの持つ良い芽を踏み潰している

という皮肉にも取れましたw

イヤで辞めた2世は、圧倒的に"生きづらさ”という問題を抱えていることが、もはやその証明となっているかと😅


最後に笑いをカマしておくと、

狙撃のFBI、最後まで役立たずでしたねwww

キャンピングカーのベッドでコロコロ寝っ転がってるわ、

そこでニッチの生い立ちを知れたのに、全然聞いてなかったから、

クリント・イーストウッドの指示ではなく、別の人の指示で撃っちゃったわけで🔫

おかげでシタリ顔直後に、クリント・イーストウッドとサポートしてた女性にボコされてるしwww

まぁ彼は、そういうキャラだったんでしょうw