そこそこの大手に勤めていたのだが人間関係に息詰まり。
それと、仕事の内容が一生という単位では捕らえられなくなり退職した。
父は退職金で家が建つしか言わない。
これから何十年、一度しかない人生を退職金の為だけに働くのも納得できなかった。
さて、何が向いてるのかもわからないので、気持ちをリセットしてゼロベースで考える。
とにかく誰もがやらない仕事からやろうとゴミ収集会社に勤めた。
市の収集車ではなく事業所や商店の収集が主で、通勤の車を避ける為まだ薄暗い朝早くからワンマンで走り回る。
飲屋街では、もったいないと叫びそうになる高いボトルキープの廃棄物(仲間は持ち帰っていた)や、ラーメン屋さんの裏口に
は、残ったスープが大きなバケツめいっぱいに出る。
スーパーの収集も期限切れや売れ残りの食品。
クリスマスが明けると大量のホールケーキ。
夏が過ぎるとアイスが箱で捨てられていた
現在のSDGs環境では非難を浴びそうなほどの作り過ぎの廃棄である。
まさにもったいないのオンパレード。
この仕事は5Kどころではない。
夏はかなり臭い。
家内に言わせると家から半径50メートル以内に入ると私が帰って来たのがわかると(TT)お前は犬か?
冬はいくら着込んでいても耐えられない位寒い。
そしてゴミ収集よりも凍結で動かなくなった車の後押しばかり。
でも、これやらないと収集が止まってしまう。
12時で処分場が閉まってしまうからなのだ。
お昼前に焦ってる収集車がいればソレです。
この仕事は人間も見えてくる。
仕事のランク付けとしては最低みたいで、かなり見下した態度をとられたり、リアルに鼻を摘んで話をされたり。
ゴミを車に入れてる後ろからゴミ袋が投げ入れられたり。
振り向いたら事務所の若い女性が去って行ったのだが、ちっとも性格可愛くないし、あまり気持ちいいものではない。
この仕事は、こんな感じで人の素の姿や、日常では見れない意外な裏の風景が見えたりもする。
とても特殊で大切な仕事をしている収集車の皆さん達に感謝です。
毎日ご苦労様です。