今日もありがとう

 

 

 

夕飯を食べてる時に

 

「誰か生きてるだけで褒めてくれないかな?」

 

娘がつぶやいた

 

「どうした?なんかあった?」

と聞くと

 

 

「赤ちゃんって生まれてきただけで

おめでとうって言われて周りの人は嬉しそうにしてる

あくびした 泣いたってみんな嬉しそうにして

もう少ししたら

寝返りした 座れるようになった 歩いたって

喜んで褒めてもらえる

 

それなのに

最近誰にも褒められない

それで

生きてるだけで褒めてもらえたら嬉しいなって思った」

 

「そうやなぁ

一人でご飯食べてるし

ちゃんと座ってる

寝返りも出来るし 上手に歩くのも出来るのに

褒めてもらえてないよな

 

でも、歩けてるなぁ凄いなぁ

一人でご飯食べてえらいなぁって言ってもらえたら

うざくない?」

 

「毎日言われたらうざいかもしれんけど

たまには言われたい」

 

 

 

 

そんな話をしながら

幼いころはこれができるようになった

あれが出来るようになったって

喜んでいたけれど 

だんだんと出来るのが当たり前になって

 

いつの間にかあれが出来ていない

これが出来ていないに

変わってた

 

 

もし、ずっと

 

毎日褒められて育ったらどんな子になるのだろう?

 

自己肯定感の強い自信たっぷりな人になるのかな?

 

 

大人になってからは

人に褒めてもらうことが少なくなってきてるから

自分で自分を褒められると良いな

 

 

何もできなくても

失敗して落ち込んでても

 

 

今日も生きてる

ちゃんと息してるし

立って歩くことも出来たって

自分の事を褒められたら

生きるのが楽になるんだろうな

自己肯定感が強くなるんだろうな

 

 

 

 

 

 

今日も生きてて凄いね

えらいね

生まれてきてくれてありがとう