羽生結弦選手 | 青龍のブログ

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羽生結弦“原点”から4回転半に挑戦へ 勝ち負けに固執せず「自分のために滑る」
9/1(土) 6:01配信
デイリースポーツ

練習を公開した羽生結弦=カナダ、トロント
 2月の平昌五輪でフィギュアスケート男子66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=が30日、練習拠点のトロントで練習を公開し、今季のプログラムを発表した。フリーは「Origin」、SPは「秋によせて」。幼少期からの憧れの存在だった06年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、元全米王者のジョニー・ウィアー(米国)の代表曲で、自らの「原点」を表現する。また、フリーでは世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に、今季中に挑戦する意向を明かした。

 ただひたむきに、そして何より楽しそうに、羽生は氷と向き合っていた。ずっと目標としていた五輪連覇を達成。求めてきた結果は、すべて手にしたという実感がある。だからこそ、今季、これまでこだわってきた勝負の部分とは一線を画し、自分の夢や憧れを追い求めることを決めた。

 「もう勝ち負けに固執する必要はない。自分のために滑る。今まで大変な道のりを歩んできた自分に対して、報われるようなことをしてあげたい」

 「原点、根源」をテーマにしたプログラムは、プルシェンコ、ウィアーという憧れの2人がかつて使用したもの。特にフリーはプルシェンコが、かつての6・0採点法で満点を記録した伝説のプログラム「ニジンスキーに捧ぐ」がモチーフだ。

 五輪後から「唯一のモチベーション」と語ってきた4回転半ジャンプも今季中に挑戦する。まだ練習でも成功はないが「やっぱり難しい。ただすごく思うのは、やっぱりアクセルって好きだなって。楽しいです」と、充実した表情で語った。

 アスリートとしての戦いの終わりが近づいてきていることを感じている。この日、4回転半ジャンプについて「期限までに決めないといけないという重圧はある」と、“残された時間”との葛藤を明かした。競技人生が終盤にきているという感覚は?という問いに「それはあります」と、素直に答えた。

 競技者として、あとは銀盤に何を残せるか。「今はただアクセルが跳びたい。自分が目指す最高のアクセルを」。氷上のヒーローがつづってきた、いつだって劇的で希望が湧く物語は、いよいよ最終章に突入していく。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00000013-dal-spo






羽生結弦、「今シーズンやるつもり」4アクセル伝説!
9/1(土) 5:33配信
スポーツ報知

練習を公開した羽生結弦
 【トロント(カナダ)30日=高木恵】男子フィギュアスケートで五輪2大会連続金メダルの羽生結弦(23)=ANA=が当地で練習を公開し、今季のプログラムを発表。フリープログラムはロシアのエフゲニー・プルシェンコの伝説の演目「ニジンスキーに捧ぐ」をアレンジしたもので「Origin(オリジン)」と名付けた。ショートプログラム(SP)はジョニー・ウィアー(米国)が使用した「秋によせて」。誰も成功していないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)へ今季中に挑戦する意欲も見せた。

 哀愁を帯びたバイオリンの旋律に、羽生の身のこなしが優雅に重なった。初披露したフリーで流れた曲は、皇帝プルシェンコの「ニジンスキーに捧ぐ」をアレンジしたものだった。タイトルの「Origin」は羽生自身が名付けた。「起源とか始まりとかという意味を一番もたせたかった」。プルシェンコに憧れスケートに没頭した幼い頃、スケートが楽しかった。五輪王者は新プログラムに原点回帰の思いを込めた。

 66年ぶりの五輪連覇を達成した平昌大会後、痛めていた右足首の治療のためにリンクを離れた。その間に「小さい頃からずっとやりたいなと思っていた」という同プログラムに挑戦したい思いが強くなった。「使わせてもらうことは恐縮するところがあった」というが、4月のアイスショーでプルシェンコに申し出たところ「頑張ってね」と背中を押された。

 五輪連覇で多くの人を勇気づけた。これからは自分のために氷に上がる。「期待に応えなくてはいけない、結果を取らなくてはいけない、というプレッシャーがすごくあったのが、今は外れていて。これからは自分のために滑ってもいいのかなと。自分に対しての恩返しというか、自分が報われるようなことをしてあげたい。初心に帰ってスケートを楽しみたい」。幼い頃から憧れる2人のスケーターにまつわる選曲は「自分への恩返し」だった。

 史上初のクワッドアクセル成功という、大きなモチベーションもある。足の負担を考えながら、日々練習に取り組んでいる。「まだ跳べていないけど、跳べるまでの過程を楽しみながら練習していきたい。できれば今シーズンやるつもりです」。アクセルジャンプという羽生の“原点”を盛り込んだ「Origin」の完成を目指す。

 ◆ニジンスキーに捧ぐ プルシェンコの03―04年シーズンのフリープログラム。曲はエドウィン・マートンの「アート・オン・アイス」などを使用。ロシアの伝説的バレエダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキーのポーズを随所にちりばめた。ロシア選手権の芸術点で、当時の採点方法の6点満点をジャッジ全員がつけた伝説の演目。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180831-00000410-sph-spo