3才まで住んでた一軒家の家がある。
間取りなんかもほとんど覚えてなくて
記憶もかなり断片的。
写真で見たり
母や姉たちが話している昔話を
聞いているうちに、
自分の記憶としているだけかもしれない
とも思う。
でも
ずーーーっと鮮明に
脳裏に焼き付いている記憶がある。
それだけは、ずっと、くっきりと。
でも不思議な事なので
“気のせいだったかも”って
思い込もうとしていた、今までは。
でも他の事も覚えてないのに
気のせいでここまで鮮明に
忘れず覚えてないよね…
2階でね。
私、ひとりで寝ていて起きたの。
(やはりこの時の記憶だけ鮮明で
その時見た間取りは
2階全部で一部屋ってイメージが強くて
大人になってから母に聞いてみたら
その通りだったのには驚いた。)
大きな窓があってお天気が良くて
雲と青空をボーっと見ていたら
太陽から誰かが降りてきた。
3人くらい。
私はそれが悪魔の様に見えた。
とんがったしっぽが生えてて
全体的に黒っぽいような気がした。
でも2才や3才で
皆が想像する“悪魔”を
知ってはいなかったと思うから
それは後々付いたイメージかもしれない。
ではいったい、何だったのだろう?
その人?たちは笑っていて
窓の外ギリギリまで来て、消えた。
怖いとか、
そういう印象は無かった。
ただ、誰かが私に会いに来たなぁ
そんな程度。
でもいまだに忘れられない。
今なら、そんな事も
あり得る事なのかなぁと思える。
でも、どんな意味があって
誰だったのかはわからない。
