「おなかさん、なんて言っている？」
最近4歳の娘が覚えたセルフセラピーです。
フォーカシングといって
カラダの感覚に意識を傾けるセラピーがあります。
思いもかけない
メッセージが返ってくることが
セラピーのプロセスを進展させることがあります。
また、それだけじゃなく
自分に優しく共感をもって
接する レッスンにもなっているのね。
最近の娘（4歳）は
「規律」や「規則」を
大事にし始めてきました。
また
「我慢」も覚えてきました。
これは
自分の欲求をコントロール
するために大事なことです。
でも、
これが行き過ぎて
ルールは絶対に守らないといけない！
とか
自分の欲求は我慢しないといけない！
と
過剰に縛られたまま
大人になるときもあります。
すると
自分が何を感じているのか？
自分が何が好きで
何が嫌いで
何をしたくて
何がしたくないのか
がわからなくなってしまうことがあります。
セラピールームに来る皆様は
よく言います。
「自分を大事にするってどういうことですか？」
これは
言葉では言い尽くせないけれど。
まず初めにやることは
自分の体の声に耳を傾け
それをかなえてあげること。
そして
自分が行動して、でた結果に対して
いたわりやねぎらいをもって
共感的に接すること
だったりします。
子ども時代から
自分のカラダさんと
仲良くなって、
カラダさんの声を聴くレッスンができているといいなぁ
って思います。
ごはんを食べたら
「おなかさんはなんて言っている？」
背中を掻いたら
「せなかさんはなんて言っている？」
お風呂に入って足をあらったら
「足さんはなんて言っている？」
と私に聞いてきます。
ほんとだったら、自分で感じて
自分で答えてもらうのがいいのですが、
そこはまだなのでしょうね。
私のほうから
「きもちいいよ～」って言っているよ。
「温かいよ～」って言っているよ。
「がんばれ～」って言っているよ。
「困ったよ～」って言っているよ。
「助かるよ～」って言っているよ。
なんて言って
たたき台を提示している段階です。
「おなかさん、なんて言っている？」
と娘が聞き始める前は、
私の方から
例えば
保湿剤をあまり塗りたがらなかった時に
なんとか塗らせてもらって
「背中さんが、ありがとう～って言っているよ」
「ちょうど乾いてかゆくなるところだったんだよ～」
「たすかったよ～」
「き～～もちい～～」
と
背中さんの声を
「仮り」で
代弁していました。
朝起きたら、白湯を飲んだあと
「おなかさんが、これでびっくりしないですむね」
と言ったり。
風邪ひいたときは
「ゆっくりと休んで、たっぷりと寝たら、
カラダさんが ハルのために頑張って治してくれるよ」
と。
カラダは、ただの「モノ」ではなく
その命を存続させるために
常に娘の味方で
娘のために働いている
大事な相棒なんだ。
って意識が
身につくといいなって思います。
自分をカラダを
大事な相棒とおもえたら
自分を蔑ろにするわけがありません。
自分の感覚を大事にできたら
溢れかえる情報の渦に
巻き込まれることなく
自分にとって大事なことを
取捨選択できるよね。
これからの
情報化社会の中で生き抜ぬくのに
必須の「スキル」
だと思います。
「おなかさん、なんて言ってる？」
キネシカウンセラー りか
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