古都のお水取りが終わり、
一雨毎に春へ変わっていきますね。
最近、温かいです。
瀬戸内ではちょっとした嵐でしょうか。
春の稲妻を見つつ。
鉛色のソラに瞬く青白い閃光が綺麗です。
季節が移ろうのだなぁと思いながら、
塔の上階にあるお家でまったりしております。
今日はここにいます。
BGMはハチャトリアンの仮面舞踏会。
お家でまったりしている時に音楽をつけると。
自然と。
最初はポップスやロックやR&Bなど聞くのに、
最後は気だるいピアソラのタンゴや、
オペラやバレエ系のクラシックがただ流れてます。
アユやリアーナやブリトニーや東方神起も聞くのだけれど。
結局、落ち着くのかな。
マーラーやブルックナーなど濃厚な交響曲は重たくて。
昔、N.Y.の従兄弟がMTVを録画して送ってくれました。
その時初めて聞いたニルヴァーナのIn Bloomも未だに聞きます。
サイテーサイアクの堕落した青春の歌。でも好き。
コクトーの怖るべき子供達という小説がありましたっけ。
女の子が印象的だった気がする。
でも、こんな歌を作る『子供達』はかえって純粋な気さえして。
ジャンキーではあるけれど、
響いてるギターの重低音は聞き応えがあり、
特に初めの部分と中間のソロの部分。
ジャンクフードやビニールの人形やプラスチックの銃や、
TVゲームや暴力的な娯楽を子供に与えた大人たち。
白い襟にサビールローを着こなした大人達が本物のジャンクだぜ。
なんて。
こんな静かな休日はひさしぶりです。
夜はお友達と約束して出かけなければいけないけれど、
このお天気だし、キャンセルしました。
お片づけをしたり、やることも色々。
ホワイトデーではお仕事関係で色々と頂き物がありました。
ありがたいです。
お写真を撮る閑も無く…。
でも嬉しいのはお嬢のイメージに合うような、
可愛い雰囲気のものを選んで下さる奥様達のお心遣い。
クリスマスのパーティーでお会いしたり、しており。
お菓子も鮮やかなピンクの袋に入っていたり。
キュートなフェイラーのハンカチなど。
因みに青みの強い、鮮やかな色はお嬢の色だそうで。
フィニッシングスクールで講師をしている、
色彩検定一級のお友達のお見立てでございます。
昨日は真夜中まで。
舞台を見逃したノイマイヤーの椿姫が放送されていて、
ママンと見とれておりました。
オペラガルニエの公演です。
La Damme aux Camellias![]()
ノイマイヤーがドゥマの原作の方を中心に再現した作品。
マルグリットを演じるエトワールはアニエス・ルテステュ。
シンプルなショパンのピアノ曲に合わせて悲劇が展開していきます。
言葉が一つも無いのに、
全てが伝わり、最後は鳥肌が立つ程感動して涙が出ました。
アルマンドは香り立つような美青年のビュイヨンくんだったかな。
オペラ座の男の子で美しくない人はいないような気もするけれど。
絡まるように連続して続くリフトがギリギリ…で見ていて怖かった…。
支えるポイントの重心が甘く、
思わず。落とさないで…と思い…。
金属が液体になって流れるような動きのノイマイヤーのバレエ。
男性は呼吸を整えている閑もないでしょうね。
でも甘くて美しい青年でないと椿姫のドラマは成り立たないので。
オペラ座らしい配役でしょうか。
バレエ団にも色々なカラーがあり、
お嬢のガルニエのイメージは芳醇です。
テクニカルな要素より、美と芸術という面で妥協がない。
匂い立つような究極に贅沢なバレエ。
今回も惜しげもないく使われた、
シルクシャンタンのドレスにうっとりしていました。
光の辺り具合で深い青とも紫とも見える美しい生地。
他のダンサーのドーランがついてしまうので、
一度の舞台で終わりかもしれません。
生地が滑るので男性は大変そう。
そういうところを無視して最高のものを持ってくるプライド。
ガルニエのエスプリ。
椿姫を演じたルテステュは(踊るというより演じる感じ)、
様々な要素が絡み合って素晴らしさに胸がきゅんとする感じ。
美しい、です。
印象派の絵画のような静謐で柔らかな光がさす舞台の上で、
全てが絵になる方でした。
気品に満ちた黒いドレスの舞踏会のシーンも印象的。
3つのシャンデリアに照らされた艶やかな空間の中での、
絶望的な哀しみと死。
ノイマイヤーの世界は柔らかくて、シンプルで情緒的です。
豊かな表現力とエトワールという気位がある踊り、
椅子に座っている、レースのショールをふとかける、
そういうさり気無い仕草であっても醸し出す空気がフェミニン。
女性として、とてもとてもお勉強になりました。



